リュウキュウイシモチ
スズキ目テンジクダイ科
2023.3.8:投稿
【分布域】奄美諸島以南。
【生息域】浅海の岩礁域やサンゴ礁に生息し、岩穴やサンゴ塊の奥に潜んでいる
【特徴】体色は一様に赤色。体高は高い。吻部は丸みがあり、尾柄部や尾鰭に黒色域はない。背部から尾柄部鱗の外縁は赤褐色で絣模様。体長は3㎝前後で小型種。
「潜む」
本種はリュウキュウイシモチ。
有名な?リュウキュウヤライイシモチとは別種。
掲載種類数の多い図鑑でなければ、あまり取り上げられていない。
実は私もリュウキュウイシモチの記憶は曖昧で、印象も薄い。
改めて本種の詳細を調べると「岩穴やサンゴ塊の奥に潜んでいる」と書かれている。
確かに写真の個体も同様の場所にいる。
ふと思う。
このリュウキュウイシモチ。
一生こうした場所に棲んでいるのだろうか?
海は果てしなく広い.というのに。。。
まあ、こんな場所しか知らなければ、そこは心地よく、本人(魚)にとっては充分広い世界なのかも知れない。
広大な海を泳ぎまわる魚もいれば、狭い場所を出ない魚もいる。
どちらが良い悪い、どちらが優れている劣っている、どちらが幸福か不幸かは関係ないだろう。
もしかしたら、人間にも色んなタイプがあるのかも知れない。
即物的な”生活する場所”だけでなく、知見の広さ、経験の豊富さ。。。
そんなことを考えさせてくれるヤライイシモチだった!
データ詳細
撮影日
2020.07.03 #881
撮影ポイント
柏島 後浜no.3
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)