2022.9.10：投稿

【分布域】パラオ。
【生息域】鍾乳洞の天井。
【特徴】体の地色は橙色～黄色。尾鰭は先に行くほど濃い赤褐色。体後方背面に白色の斑紋がある。



「シャンデリアケーブの住民」

パラオのダイビングショップの桟橋からほど近い場所に「シャンデリアケーブ」というポイントがある。

このポイントは「Cave」の名前通り、海の中の洞窟。
石灰岩で出来た鍾乳洞である。
海水によって長い年月の間に浸食された景観は正に”別世界”。


海の中へと潜降し、鍾乳洞の中を進んで行く。
その途中鍾乳石の壁にいる小さなハゼが、現地ガイドの方が持つライトで照らし出された。
スポットライトを浴びて登場したその小さな小さなハゼこそ本種「Randall Pygmygoby」


本種についてネット上を調べたが、図鑑的な詳細は残念ながら不明。
どうやら、パラオのシャンデリアケーブに限定して生息するハゼのようだ。

Randall Pygmygoby　との対面を終えて、鍾乳洞の中を奥へと進む。
現地ガイドの方の合図で、一旦水面へ浮上すると小さな空間が出現する。

その空間（部屋）の天井や壁際には、何と”シャンデリア”が設えられている。
まるでヨーロッパか何処かの宮殿の中の一室を思わせる豪華さ。
部屋も幾つか存在する。それらは何れも非常に神秘的である。






参考写真：2015.03　＠Palau Chandelier Cave

鍾乳洞の水中を進み、水面へ浮上するとこんな空間が現れる。
ライトを付けなければ暗闇の世界。

「シャンデリア」

まるで豪華な宮殿の天井に吊るされたシャンデリアのような鍾乳石。

参考写真：同じ時の写真。
別の部屋を覗くと、違った趣向の部屋があった。
コバルトブルーの絨毯（水面）を敷き詰めたような部屋。
（手振れしてお粗末な写真だが、雰囲気をと載せてみた）

この投稿はハゼ（Randall Pygmygoby)が主役。
しかし、何故か脇役のCaveの中の写真ばかり。