オヨギベニハゼ
スズキ目ハゼ科ベニハゼ属
2021.6.13:投稿
「気まぐれ視力」
以前、眼科の若い女医さんと海でご一緒したことがある。今度お会いしたら是非質問してみようと思う。視力に及ぼす「メンタル」「好み」の影響について。
私は高校生位まで正常な視力(両眼1.5)だった。その後オクテ?なのか17〜8歳で読書の面白さに目覚めた。乱読を続け近視になった。
更に50歳を待たずに老眼、ここ数年乱視も出てきた。それは、経年劣化?(平たく言えば”老化”)として自然なこと。抵抗なく受け入れている。
ところが幸か不幸か、好みのものは良く見えたりする。身勝手過ぎやしないか?私の視力!!
眼がピンクと黄色の何とも可愛いオヨギベニハゼ。見つけた途端に心がキュンとした。体長2.5〜3cmのハゼの眼。
キュンとしたから見えたのか、見えたからキュンとしたのか? 永遠の謎ではある。。。
【分布域】伊豆半島、八丈島、和歌山県、屋久島、奄美大島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁域の礁斜面やドロップオフ、サンゴの根の下、穴や亀裂の入り口付近で群れになってホバリングしている。生息水深は6〜55m。
【特徴】第1背鰭の第2棘が糸状に伸長する。胸鰭と腹鰭以外全身に黄色い斑点が密在する。
因みに私が出会ったのはドロップオフのやや窪んだ穴の入り口付近。群れではなく2匹だった。鰭全開のこの個体、特徴に書かれている程黄色い斑点は密在していない。
データ詳細
撮影日
2019.03.22 #774
撮影ポイント
Palau Blue Hole
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
この写真を撮ったのは。
久米島・ウーマガイのドロップオフ。水深37m辺りの小さな洞窟の中に棲むオキノスジエビを見に行った時。
洞窟の中でホバリングしているグリーンのハゼが気になって、この時のメインターゲットのオキノスジエビに集中できなかった。
私の記憶の中の”Data Base”には、グリーンのハゼは居ない。深場でもあり粘る時間は無い。気合いを入れて2回シャッターを切った。一緒にいるオレンジのハゼはオヨギベニハゼだと現場で分かった。
後日、写真で種を同定しようと「ハゼ図鑑」をひっくり返したが分からない。最後の頼み、専門家の方が答えてくれるサイトへ上の写真を投稿した。結果グリーンのハゼも同じオヨギベニハゼだとの回答を得た。「魚類DBには、オヨギベニハゼとしてオレンジ、イエロー、グリーン等の個体が登録されています」とのこと。
データ詳細
撮影日
2021.05.08 #995
撮影ポイント
久米島 ウーマガイ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)