オウゴンニジギンポ
スズキ目イソギンポ科
2023.9.1:投稿
【分布域】伊豆半島以南の太平洋岸、八丈島、屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良いサンゴ礁域に生息。礁池内の浅い水深で見ることが出来る。
【特徴】体色は頭部が青色で徐々に黄色に移って行き尾鰭は黄色。背鰭も黄色。背鰭前方に黒色の域がある。臀鰭は薄い青色。
最大の特徴は眼を通り斜め後方に走る黒色の帯を持つこと。この帯は水色で縁取られている。遊泳性が高い。
下顎に毒腺のある犬歯を持ち、敵に襲われた時に身を守るためのようだ。
【識別ポイント】同じイソギンポ科のイナセギンポは本種に擬態している。両種が似ている点は、体の色(頭部から中央までが青色で尾鰭にかけてが黄色)と遊泳性が高い点。相違点は、イナセギンポは口先が赤味を帯びることと、眼を通る帯がないこと。
オウゴンニジギンポ
イナセギンポとセットで覚えた本種オウゴンニジギンポ。
遊泳性が高く、青色と黄色の色彩も良く似ている。
もっとも、イナセギンポはオウゴンニジギンポに擬態しているのだから似ていて当たり前?!
ただ、下顎の犬歯に毒を持つオウゴンニジギンポ。
眼も切れ上がっていて、キツイ顔をしている。
一方のイナセギンポは、口元も赤く、おっとり人の好さげな(魚の好さげな)顔立ち。
やはり、生き様?有り様?が姿かたちに出てしまうのだろうか。。。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2015.09.19 #508
撮影ポイント
沖縄 恩納村 山田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)