オウゴチョウイソハゼ

スズキ目ハゼ科イソハゼ科

2021.10.8:投稿



【分布域】屋久島、沖縄諸島、南大東島、西表島。
【生息域】サンゴ礁域の礁外縁や礁斜面に生息する。生息水深は15~30m。岩穴や潮通しの良い砂底の根の上に単独でいる。
【特徴】頭と体は薄いピンク色。透けて見える脊柱上縁と腹中線に白色点が縦列する。各鱗には赤色の横斑がある。
体内部に黒色斑はない。全長2.5cm。



オウゴチョウイソハゼ 雄

長くピーンと伸びた第1背鰭の棘がカッコ良い雄のオウゴチョウイソハゼ。
背鰭の棘と棘の間の模様も素敵だ。


本種、以前の『日本のハゼ』では「イソハゼ属の1種ー8」とされていた。
今年2月に新訂・増補された同図鑑では和名が付けられていた。


和名の由来は「黄胡蝶」「黄紅蝶」(オウゴチョウ)という花。このハゼの体色が花の色に似ているところから来ている。沖縄の三大名花の一つ(ディゴ、サンダンカと共に)夏に情熱的な赤橙色の花を開花させる。
更に、この花の名前の由来は、黄色い蝶が群がって舞っているように見えるところから来ているそうだ。
花言葉は「自分らしく生きるのが一番、輝く個性」。


素敵な和名を持つ美しいハゼ!
ハゼにも花にも造詣が深くない私は「”オウゴン”チョウイソハゼ」かと聞き間違っていた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.10.03 #1055

撮影ポイント

屋久島 一湊 お宮前

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

オウゴチョウイソハゼ 雌

 

雌雄の違いは、第1背鰭の第1棘が伸長しているかどうかである。雌は背鰭の棘が伸長しておらず、雄のそれは著しく伸長している。

 

屋久島で本種を紹介されたのは写真の雌の個体が先だった。仲間が撮っていた雄の写真を見せて貰って、雄も是非撮りたいとリクエストした。
雌雄が揃って大変満足。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.10.01 #1048

撮影ポイント

屋久島 一湊 お宮前

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2021.10.08

22:20

背鰭が長くピーン!
カッコイイよね。
でも2cmちょいの小さなハゼ。

また、名前の由来やその由来になった花・花言葉もグッと来るよね。

まき

2021.10.08

21:36

ピーンと伸びた雄の背鰭の棘、カッコいいですね。こういう「ハタタテ」系のハゼが好きみたいです。
それにしても命名センスが素晴らしい‼️どんな花なのかなと検索したら、沖縄の青空とオウゴチョウの写真がたくさん…。また絶対に沖縄に行くぞーと心に誓いました☺️
「自分らしく生きるのが一番、輝く個性」✨✨

コメント

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