オオスジヒメジ

スズキ目ヒメジ科

2022.11.15:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島:インド・太平洋。
【生息域】サンゴ礁域の100m以浅の砂底・砂礫底・藻場などに生息する。
【特徴】体色は白色。吻の端から眼を通り尾柄部の手前辺りまで延びる黒色の縦帯を持つ。尾柄部には1つの丸い黒色斑がある。黒色の縦帯の上を沿うように黄色い帯を持つタイプと黒色の縦帯のみのタイプの2つの色彩がある。



「色彩は2タイプ」

この色彩のヒメジは見たことがないと思い、柏島の海でカメラに撮り収めた。

my新種だろうと内心喜んだりした。
ところが、自分が今までに撮ってきた魚のリストを調べてみると、オオスジヒメジは既に2010年に撮ったと記録されている。

初めて見る色彩のヒメジだと思ったのは名違いだったのか???

my新種ではなかったことを残念と思いつつも、オオスジヒメジを既に撮っているとは”なかなか侮れない奴”だと自分自身のことを思った。笑



私の中のモヤモヤを図鑑『日本の海水魚』が全て明らかにしてくれた。

図鑑によると、オオスジヒメジには色彩に2つのタイプがいるのだそうだ。
上の写真の様に黄色い縦帯を持つタイプ。
2010年に撮った次の写真の個体。黒色の縦帯のみのタイプ。

”初めて見る色彩のヒメジと思ったのは間違いではなかった。


my新種ではなかったが、2つのタイプのオオスジヒメジの写真を揃えられ、それはそれでまた違った嬉しさがあった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.11.12 #1204

撮影ポイント

柏島 竜の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

写真に写る2つの魚の内、下の魚が本種オオスジヒメジ。
冒頭の写真とは別タイプである。

 

「ヒメジ科の魚の中で本種は大型で、体高も高い」と図鑑に書かれている。
この写真の個体を見ると、それが頷ける気がする。
上の魚はトカラベラ雌相。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.11.19 #157

撮影ポイント

Malaysia Mabul eel garden 

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

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