ニシキオオメワラスポ
スズキ目ハゼ科オオメワラスポ属
2023.6.27:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域に生息。礁斜面の水深3~35mの砂底やガレ場の海底からあまり離れない辺りを遊泳する。
【特徴】白地の体の体側中央に橙色の縦帯が吻から尾鰭基部まで走る。鰓蓋に黒色の円斑が1つある。尾鰭基底にも黒色斑がある。体長10㎝程でくねくねと活発に遊泳する。驚くと砂の中へと潜る。
「初!オオメワラスポ属」
「オオメワラスポ属」はかつて、スズキ目ハゼ亜目の「オオメワラスポ科」という独立した「科」であった。
かつての「クロユリハゼ科」も「オオメワラスポ科」も「ハゼ科」に吸収合併され、それぞれハゼ科の中の「クロユリハゼ属」「オオメワラスポ属」になった。
ハゼ科に分類されているが、イソギンポ科のミナミギンポやテンクロスジギンポなどの方に外観は近いように思う。
本種ニシキオオメワラスポは、私にとって初めてのオオメワラスポ属の魚。
柏島のポイント・後浜no.3.5
テンクロスジギンポが体をくねらせて泳いでいた。
撮ろうかどうしようかと迷いながら、ふと周りに目を遣ると初めて見る色彩の魚が泳いでいた。
この魚もくねくねと同じような泳ぎ方をしていた。
白地の体の体側にオレンジ色の帯が走っている!
my新種だと確信を持ってシャッターを切った。
データ詳細
撮影日
2023.06.19 #1291
撮影ポイント
柏島 後浜no.3.5
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)