ニシキハゼ
スズキ目ハゼ科キヌバリ属
2022.3.27:投稿
【分布域】千葉県・秋田県~九州、瀬戸内海。
【生息域】内湾に生息。岩礁と砂底が混じった所で多く見られる。生息水深は15m以深。成魚は底近くで単独かペアーで、幼魚は中層で小さな群れで見られる。
【特徴】頭と体の背側を橙色の縦帯が1本尾鰭途中まで走り、その上下を青色の縦線が沿うように走る。尾鰭後端と臀鰭の縁は黒褐色で縁取られ、その内側は青色のラインがある。
成魚では橙色の縦帯が幼魚では茶色や黒褐色など、小さい個体ほど黒い。
「微妙な立ち位置」
本種「ニシキハゼ」は名前にも「錦」の一文字が使われ、橙色の縦帯が体の中央を走るなど色彩的にも華やかだ。
が、ダイバーへの人気の点ではどうだろう?
ハゼ科の魚の中でイマイチ微妙な立ち位置のニシキハゼ。
今まで海の中で紹介された記憶もない。
参考写真:2016.6 伊東 白根南
近すぎて尾鰭が見切れてしまった失敗作かな?!
データ詳細
撮影日
2016.05.26 #552
撮影ポイント
田子 白崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ニシキハゼ 幼魚
春の城ヶ島ビーチ!
水深の浅い、明るい砂浜の中層で数十匹の魚が小さな群れを作っていた。
初めて見る姿形だった。一瞬、my新種か!!?と心が騒めいたが、何かハゼ科の幼魚だろうと察した。
ログ付けの際、ニシキハゼの幼魚だと教えられた。
成魚のような派手な色彩はないが、ニシキハゼの面影をこの頃から備えている。
ニシキハゼと同じ属のキヌバリの幼魚の群れも近くで見られた。
春の城ヶ島・梶が浜ビーチには、生まれたばかりの幼い命の息づかいが溢れている。
データ詳細
撮影日
2022.03.25 #1112
撮影ポイント
城ヶ島 梶が浜ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)