ナノハナスズメダイ

スズキ目スズメダイ科スズメダイ属

2022.2.15:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸。
【生息域】水深25m以深の潮通しの良い岩礁域に生息。
【特徴】背鰭の膜は黄色。鼻先が絶壁状となる。幼魚の体色は一様に黄色。胸鰭基底に黒色斑がある。
【識別ポイント】長い間、本種はキホシスズメダイと同種とされてきた程良く似ている。
生息水深がナノハナスズメダイの方が深い。キホシスズメダイの背鰭は黒色に縁取られ、鼻先は滑らか。キホシスズメダイ幼魚の尾鰭は黄色いが、ナノハナスズメダイのように全身が黄色ではない。



「早春 井田の菜の花畑」

そうだ!今は菜の花の季節。ナノハナスズメダイをアップしよう!
と、思っていた矢先に3~4年振りにナノハナスズメダイの幼魚を撮った。




参考写真:2019.2.11 @井田
海の生物図鑑に菜の花畑の写真を載せるのも如何なものかとは思ったが。
ダイビングポイント・井田の海の直ぐそば。
帰りに通り掛かった見事な菜の花畑。
菜の花に埋もれてしまいそうな背丈の可愛い姉妹を、一眼で撮るお父さんとスマホで撮るお母さん。
ほのぼのとした家族の風景。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.02.08 #1097

撮影ポイント

北川 カジカキ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ナノハナスズメダイ 幼魚

 

ナノハナスズメダイが新種記載されたのは2018年6月。
このキホシスズメダイにそっくりなスズメダイは和名が付くまでは「スズメダイ属の1種ー1」とされていた。

 

学名:Chromis Katoi
英名:Kato’s chromis

図鑑『スズメダイ』の著者でもある八丈島の加藤昌一さんの名前が付けられている。
本種ナノハナスズメダイとキホシスズメダイとの生息水深の違いや、繫殖行動の時の雄の婚姻色・求愛行動などを調べ、両種が別種であることを突き止めた。
それが他ならぬ加藤昌一さん。

 

参考写真:同じ時の写真。2018年9月の写真。新種記載の情報は直ぐに届いていたらしく、この時「ナノハナスズメダイ」と紹介された

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.09.07 #470

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ナノハナスズメダイ 若魚

 

ず~っと違和感を抱きながら仕方なく?「キホシスズメダイ」としていた写真。
謎が解け、晴れて「ナノハナスズメダイ」となった。

 

ナノハナスズメダイは黄色い幼魚のイメージしかなく、本種の成魚や若魚のことが頭に浮かばなかった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.12.22 #665

撮影ポイント

八幡野ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA