ナカソネカニダマシ

カニダマシ科カクレカニダマシ属

2022.1.24:投稿



【分布域】紀伊半島、天草。
【生息環境】岩礁の礁斜面の岩肌や礁壁に生えるアカトゲトサカに共生する。主に宿主の幹に複数で隠れている。
【特徴】体地色は淡いピンク色。甲面や歩脚の長節は鮮やかな紅色の縞模様が入る。ハサミ脚や歩脚の前節などには不規則な紅色の斑紋が散在する。




「問題児」

この写真の被写体には、大いに悩まされた!
コシオリエビ系なのか?
ヒメモシオエビなのか?

何れも該当しない。
では、一体全体何者なのか?

専門家に質問を投げかけたところ「ナカソネカニダマシで間違いない」と。他の研究者の方からも異論は出なかった。


それでもなお、図鑑の「ナカソネカニダマシ」の写真とは違うような。。。何やら腑に落ちない日々が続いた。

別角度からのショットがあれば判別は容易だったかも知れない。しかし、それもない。

時間をかけて、色々な人にも見てもらい、あれこれと精査した。
結果、やはり専門家の方がおっしゃる通り「ナカソネカニダマシ」で間違いないとの結論。自分でも納得した。


自分が納得できないことは投稿できない。が、やっと疑問も晴れて投稿の運びとなった。笑


注目~!向かって左の個体は抱卵している。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.12.14 #1080

撮影ポイント

熱海 ソウダイ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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