ムレハタタテダイ
スズキ目チョウチョウウオ科
2021.9.30:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、山口県、長崎県、屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁の斜面の中層に生息。
【特徴】数十匹から数百匹の群れで行動する。体地色は白色で幅広な黒色の横帯が2本。背鰭後方と尾鰭は黄色。顕著な特徴は背鰭第4棘が伸長すること。プランクトンを主に摂食するが甲殻類やゴカイなどの底生生物も捕食する。
【識別ポイント】本種は同じチョウチョウウオ科のハタタテダイと酷似している。ハタタテダイはペアーか数尾で行動する。(正確には背鰭棘数で判別)
ツノダシ(ツノダシ科)との識別ポイントは尾鰭にある。ツノダシの尾鰭は黒色。本種は黄色。
ムレハタタテダイの動画を撮りたいと、予てからそのチャンスを待っていた。
小笠原の海で大きな群れに遭遇した。
どれだけの数のムレハタタテダイがいただろう!
途中でネムリブカ(サメ)が登場して動画に花?を添えてくれた。
フィンの動きで群れを操っているのは現地ショップの鉄也さん。
データ詳細
撮影日
2021.09.17 #1041
撮影ポイント
小笠原諸島 西島 西島SW
使用機材
GoPro HERO 7 Black
ムレハタタテダイ 個体画像
ムレハタタテダイは群れでいるところが、この魚の最大の見所。
ところが、”単体”の写真も撮りたくなるのは図鑑を作る人間の「性」だろう。 笑
データ詳細
撮影日
2019.10.05 #832
撮影ポイント
屋久島 一湊 横瀬
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ムレハタタテダイ 幼魚
幼魚は内湾の砂地などに生息する。
幼魚時代は未だ群れてはいない。となると、群れの数でハタタテダイか本種ムレハタタテダイかの区別は出来ない。
しかし後方の黒色の帯が臀鰭の先端から始まる(本種)か、先端のやや後方から始まる(ハタタテダイ)かで両者を区別することが可能。
とは言いながら、棘の数を数えなければ正確なところを断定するのは難しい。
秋の黄金崎ビーチは季節来遊魚の幼魚達の宝庫。
この日も、本種ムレハタタテダイの幼魚と共に、ヒメフエダイ、スジオテンジクダイ、ロクセンフエダイの幼魚に会うことが出来た。
データ詳細
撮影日
2017.10.25 #656
撮影ポイント
黄金崎ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)