ムカデミノウミウシ

ヨツスジミノウミウシ科ムカデミノウミウシ属

2022.2.28:投稿



【分布域】インドー太平洋。
【特徴】体地色は褐色から青紫色など変異に富む。背側突起は体と同色かそれに近い色彩でやや長い。触角は体と同じ色で先端は紫色。口触手には紫色の輪が数個入る。190mmに達する。



「ムカデ!?」

ムカデミノウミウシは個体によっては、とても美しい。

しかし、如何せん、名前が「ムカデ」。
節足動物のムカデが好きな人も、広い世の中にはいるに違いない。
大きな声でアレコレ言うのは止めておこうと思う。

ん~。それでも、もし名前が違っていたら、受ける印象が異なっていたような気がするのだが。。。
どうだろう?



参考写真:2021.2 @和歌山県 古座 上の島
冒頭の写真と同じような色彩の個体。
アヤニシキを背景にしたムカデミノウミウシ。
何処へ急いでいたのか、ズンズン前に進んでいて、絶好のシャッターチャンスを逸してしまった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.13 #896

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

青色や青紫色の個体が多い中、奄美大島の手広海岸で撮ったムカデミノウミウシは濃いベージュ色をしていた。
カメラを砂の上に置いて、ウミウシと目線を合わせて撮った1枚。

 

ムカデミノウミウシは色彩変異に富んでいると図鑑に書かれている。
そうした意味でこの写真は貴重だと長く思ってきた。しかし写真を良く見ると背面突起の並び方?生え方?が何か本種とは違うようにも見える。若干の違和感を覚える。

 

撮影当時、現地で実際にこの個体を見て「ムカデミノウミウシ」と紹介されたのだから、「ムカデミノウミウシ」で間違いないとは思う。
しかし「ムカデミノウミウシには隠蔽(いんぺい)種が含まれている可能性がある」との記載もある。
ひょっとしてひょっとすると、将来別種として扱われるかもしれない(それを望んでいるわけではない)

 

参考写真:2011.6 @江の浦
鮮やかな青色のムカデミノウミウシ。
こちら正真正銘のムカデミノウミウシ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.05.03 #352

撮影ポイント

奄美大島 手広海岸

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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