モンキキンチャクフグ

フグ目フグ科

2021.4.16:投稿


「求愛か闘争か?」

生息域はサンゴ礁域の礁外縁のドロップオフなどの水深20〜30m以深で単独で見られると図鑑には書かれている。場所的にはその通りだが、単独では無く2尾で居るところに出会った。

パラオの「ブルーホール」  

中層の壁際でおかしな動きをするフグが2尾。
滅多に遭遇できない生態シーン。当然近づいて撮影した。

2尾は写真のように、体を上下に立ててお互いの吻を向き合わせる方向で接近していた。

その日の夜、写真を確認して「モンキキンチャクフグ」だと種の同定は現地パラオで出来た。

しかし、2尾は何をしていたのか”謎の行動”は疑問のまま日本への帰途に着いた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.21 #865

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

モンキキンチャクフグのこの”謎の行動”に迫るべく、帰国後捜査(検索)は開始された。

 

・モンキキンチャクフグは単独で生息していると図鑑には書かれている。
・パラオのブルーホールにはモンキキンチャクフグがペアーで棲んでいるとの情報あり。
・雄は縄張りを持っていて、嚙みつき合うなどの激しい闘争をする。
・興奮状態の時、腹部に青色のラインが出現する。

 

今現在、残念だが情報が錯綜していて解決の糸口も掴めていない。
この2尾。雄と雄なのか、雄と雌のペアーなのかが分かれば自ずと答えは出ると思われる。が、雄と雌の判別方法が分からない。
あとは、現地パラオで情報を聞き込むべきだろう。(コロナ収束してくれ〜)

 

このまま「迷宮入り」にはしたくない。
必ずや、この謎を鮮やかに解いて見せてくれる「名探偵」が出現するはず!!(他人任せ?? 名探偵は自分かも知れない?)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.21 #865

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

日本では八丈島、小笠原諸島、琉球列島を分布域に持つ。海外では東部インド洋〜中・西部太平洋の熱帯域。
「数は少ない」と図鑑に書かれている。

 

この「数は少ない」「稀種」の文字を見ると、私のテンションは上がる。笑

 

本種の特徴は眼の後方に黄色い小さな斑点があること。
尾鰭と眼の周りが黄色く、眼から放射線状に青色のラインが伸びる。腹部には青色の小さな斑点が散在する。

 

追記:3枚の写真は同じ時の連続写真(上から順に)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.21 #865

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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