ミズヒキガニ

ミズヒキガニ科ミズヒキガニ属

2024.6.12:投稿



【分布域】青森湾~九州。
【生息環境】内湾の砂底や砂泥底、貝殻砂底、転石帯などに生息する。
【特徴】甲は首の長い三角形で、歩脚は著しく細長い。第4歩脚の指部ははさみ状で、シロガヤや海藻片などを持ち、危険などを感じるとそれを振り上げて威嚇する。




「ミズヒキガニ」

本種の名前は当然、”水引”(みずひき)から来ているのだろう。



水引は、ご祝儀袋やお香典、贈答品の包み紙に掛けられる飾り紐。
この紐の結び方や色等で意味合いが異なってくる。
こうした古くからの日本の文化?伝統? 海外にもあるのだろうか?

さて、このネーミング!
何処か微笑ましい。
本人(ミズヒキガニ)は、そんな名前が付けられていることを知っているのか(笑)


微笑ましいのはもう一つ。
本種、危険を感じると第4歩脚に持っているシロガヤや海藻片を振って敵を威嚇する。
どの程度の反撃能力?反撃効果?があるのかは分からない。

ただ、少なくとも私に対しては撃退させるのに充分な作戦。
私はシロガヤにちょっとでも触れようものなら、酷い痒みを伴い腫れあがる。

やるなぁ~!
ミズヒキガニ!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.06.13 #630

撮影ポイント

井田 奥

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

こちらのミズヒキガニ。
ずいぶん姿勢を低くしている。

 

我が家で一緒に暮らしているアル(犬)も敵が目の前に現れると、姿勢を低くして構える。
生物の常なのだろうか?
勿論この時の敵は私をはじめとするダイバーだろうが。。。
そしてこのミズヒキガニ、いったい何本のシロガヤを振りかざして居るのだ!

 

図鑑に
「撮影地(大瀬崎)では冬場水温低下にともない浅場に現れ、主にイソギンチャク類の根元付近で多
この写真の撮影地は、同じ西伊豆の井田。3月下旬、水温は17℃だった。
正にスナイソギンチャクの根元で威嚇中。

 

こうした”一致”
ちょっと嬉しくなる(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

 

撮影ポイント

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA