マダラハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2022.6.7:投稿



【分布域】相模湾以南の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】40m付近で見られることもあるが、本来はもっと深い水深の岩礁域に生息する。
【特徴】体側に黄色または橙色の大きな斑紋が石垣状に配列されている。



「夢、叶う!」

図鑑の中でだけで見る、”遠い存在”のマダラハナダイ。

しかし。
もしかしたら、会える日がくるかも知れないと思い始めた”きっかけ”が、私にはあった。
それは「底知れぬポテンシャルの八丈島」(2015年Ocean Blog)を読んでから。

水深70mや80m、通常ダイバーが足を踏み入れることの出来ない深海に生息するマダラハナダイ。




”夢”は見なければ、何も始まらない。
諦めずに、辛抱強く、年月を掛けて、”夢”を追い続ける。愚直に追う。
自分1人の力には限界がある。周りの多くの人達の力を借りるのも大事な”コツ”だろう。
そして、幸運の女神が優しく微笑むことを願う。



”マダラハナダイに会う夢”
2022年6月2日。
それが、遂に叶った。




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.06.02 #1138

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

この日の伊東の海は激流だった。自分史上3本の指に入る位。
潜降ロープを手繰って必死になって降りた。
流されないように岩を掴んで待っていると、ミカちゃんのスレートには「ムリはしないでいきましょう」と。

 

「マジか~?!マダラには行けないのか~」
この日の目的はただ1つ。「マダラ狙い」の為だけに伊東へ来た。
頭にあるのは、マダラのみ!

 

深度を落としていくと流れは緩やかになり、無事に目的地へ案内された。
マダラハナダイがいたのは30m台後半。
尾鰭が少し欠損していたが、撮りやすい”良い子”だった。

 

海の中で初めて見るマダラハナダイは、写真で見るより”淡い”あるいは”薄い”印象。
事前にインストラクターのミカちゃんにブリーフィングで聞いていた通りだった。
7回シャッターを切ったところでミカちゃんに「そろそろ上がりましょう」の合図に肩を叩かれた。
気が付かない振りをしてもう1回パシャリ。笑

 

深度を上げながらウミウシ達を紹介されたが、何も撮らなかった。
私の心は”幸せ”の飽和状態!

 

陸に上がって、マダラハナダイの写真をゲットできたことを確認。
この日のバディ・ミモと「何なら今の1本で終わりにして、祝杯の生ビールを飲みたい」と意見が一致した。
きっとミモの心も同じ幸せな飽和状態だったのだろう。笑

 

*(この後、アデイトベラという撮ったことのないベラが砂地にいると聞いて、結果的には2本目も潜ったのだが。。。笑)

 

 

伊東のカワサカさん、ミカちゃん、ミモ。
ありがとう!

 

そして、優しく微笑んでくれた幸運の女神、目の前に美しい姿を見せてくれたマダラハナダイ!
心から、ありがとう!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.06.02 #1138

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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