クロダイ

スズキ目タイ科

2022.9.28:投稿



【分布域】北海道~九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道~九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海。
【生息域】内湾や岩礁域、汽水域に生息する。
【特徴】背側と鰭膜は黒色か灰色で、腹側は白色。体側は銀色に光る灰色だが、不明瞭な縦縞があるものが多い。鰓蓋上端・眼の後方やや上に眼と同じくらいの大きさの黒斑が1つある。体型は平たい楕円形。マダイに比べて口が前に突き出す。



「コブダイの後を追う」

佐渡島にはかつて「弁慶」という名前のコブダイが棲んでいた。
映画『オーシャンズ』やNHKのドキュメンタリー番組にも登場した。

佐渡島の北小浦 赤岩というポイント。
20年近くに渡ってその赤岩で”ボス”として君臨した「弁慶」。
2013年に「弁慶」はその生涯を終え、現在は三代目「ヤマト」が縄張りを支配しているとのこと。


佐渡島ツアーの初ダイブは赤岩で潜った。
結構な流れがあった。
潜降後数分泳いで着いた根に登場したのは、やや小ぶりなコブダイ。
大きさや風格?からボスではないと思う。




そのボスでもないコブダイの後を追う魚が1匹。
やくざの兄貴の後を付いて歩く”下っ端”の風情。
それが、上の写真のクロダイだった。

クロダイは雑食性として知られている。
コブダイが強靭な顎で嚙み砕いた”おこぼれ”を狙って泳いでいたのが真相。
子分というわけではないらしい。笑


クロダイは雄性先熟の性転換をする魚として知られている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.09.17 #1177

撮影ポイント

佐渡島 北小浦 赤岩

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.9~18mm F4.0~5.6)

2011年 大瀬崎の湾内で出会ったクロダイ。
浅場で撮った。
横縞模様は薄っすらとしか現れていない。

 

クロダイは全長が最大70㎝を超えるが通常は30㎝程の魚。
旬のクロダイはマダイにも劣らぬ美味しさだとか。
成長によって呼び名が変わる出世魚でもあり、地方により様々な呼び名を持つ。「チヌ」などもその内の1つ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.10.15 #241

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus XZ-1

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