クレナイニセスズメ

スズキ目メギス科

2021.1.18:投稿


各図鑑では「日本での分布域は琉球列島」とある。確かに手元にあるのは石垣島や沖縄本島、瀬底島など琉球列島での写真ばかり。


生息域は潮通しの良いサンゴ礁外縁、水深約8〜15mあたりのドロップオフ側面の岩陰やちょっとした窪みに単独で見られる。


警戒心が強く、ライトでも当てようものなら直ぐどこかへ隠れてしまう。体長は約50mm程。体の色は赤紫色。各鰭は透明。


クレナイニセスズメはアイドル的な扱いではなく「岩陰や暗目の場所でちょくちょく見かけるし、ちょっと気になるから撮っておこうか」的な位置づけ。(個人の感想)

参考写真:水中での見え方はこの写真のように青色。敢えて実際の見え方を撮った訳ではない、上手くフラッシュが当たらなかっただけ。

追記:海の中では特に赤色が失われることが多い。水深が深くなればなる程その傾向は強まる。

遠い昔、物理の授業で習ったような、、。「水による光の吸収と散乱」「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫=波長の長い順」「波長が長い程吸収され易い」

クレナイニセスズメのお陰で復習。笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.24 #753

撮影ポイント

石垣島 大崎ミノカサゴ宮殿

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

クレナイニセスズメは警戒心が強く、居場所も岩陰など暗い場所を好むところから、ネクラで大人しい性格のように勝手に思っていた。 

 

一方で、この写真のような正面顔や表情の分かる写真を見ると、気の強い攻撃的な側面が見えて来る。もちろん真相は判らないが。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.10.19 #522

撮影ポイント

瀬底島 ラビリンス・キャメル

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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