クラサキウミウシ
イロウミウシ科シラユキウミウシ属
2022.6.26:投稿
【分布域】インドー太平洋。
【特徴】体地色は橙赤色。外套膜周縁はピンク色の幅広い帯で縁取られる。その直ぐ内側には赤紫色の細線が沿う。背面の正中線上には、触角の間から二次鰓の直前まで白色の帯が伸びる。この白帯は2~4個に分かれたりする。また、白帯の入った場所は外套が横に張り出す。触角基部は半透明の白色で褶葉は橙赤色。二次鰓は半透明の白色で軸は橙赤色。体長は15mmに達する。
【識別ポイント】本種はアラリウミウシとよく似ている。本種の背面の白色の帯は二次鰓直前までで止まる。アラリウミウシの白色の帯は二次鰓をぐるりと取り囲むことで識別可能。
「名前の変遷」
学名:Noumea varians (ノウメア・ワリアンス)
和名:なし
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学名:Verconia varians (ベルコニア・ワリアンス)
和名:なし
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学名:Verconia varians
和名:クラサキウミウシ
和名にある「クラサキ」は登録標本の産地が奄美大島の倉崎海岸であることに因んでいる。
私にとっては「ノウメア・ワリアンス」が最も馴染み深い。
参考写真:2019.2 @田子 白崎
データ詳細
撮影日
2019.04.21 #785
撮影ポイント
井田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)