クチナシツノザヤウミウシ
フジタウミウシ科ミズタマウミウシ属
2022.7.3:投稿
【分布域】西太平洋。
【特徴】体色は紫色を帯びた半透明。橙色の細い線が多数縦走する。触角は紫色。触角鞘と二次鰓外側の指状突起は同属他種より長大。色は橙色で先端近くは紫色、最先端は白色。二次鰓は橙色。60mに達する。
「転がり込んできた幸運」
本種クチナシツノザヤウミウシは超レア&人気のウミウシ。
このウミウシのことを初めて知ったのは2016年・Oceanの将史くんのブログ。
このブログを読んでから、自分も一度は写真を撮りたいと思ってきた。
7月2日(昨日)投稿のササハゼを撮りに行った富戸・ヨコバマで会うことが出来た。
言ってみればササハゼに付いてきた”副産物”。
ササハゼには失礼かもしれないが正直、人気度・レア度・格?から言って立場が逆。
”幸運な出会い”とは案外そんなものかも知れない。
データ詳細
撮影日
2022.07.01 #1150
撮影ポイント
富戸 ヨコバマ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
現地ショップの情報では、クチナシツノザヤウミウシが居るのは水深約28mの砂地。
エントリー口からそこそこ泳ぐ場所。しかも「居る場所が良く変わる」とのことらしい。
この日の引率は玉ちゃん。
現地のガイドの方に「一緒に行きません?!」と誘ったらしい。
あの玉ちゃんの爽やかな笑顔で言われたら、ちょっと断わるのは難しいだろう。
「少し時間を下さい」と言って我々より10分程早くエントリーして探してくれる手筈。
作戦?はまんまと的中。
我々が到着後、程なく現地ガイドの方のライトが振られた。
しかもクチナシツノザヤウミウシは大小2個体いた。
フジタウミウシ科の仲間の大好物・コケムシを食べつくしては、場所を移動しているようだった。
冒頭の写真は正面顔。こちらは真横からの所謂”図鑑写真”。
斜め前からも撮れば良かった。欲は尽きない。笑
富戸でのササハゼとクチナシツノザヤウミウシとの出会い。
「縁は異なもの味なもの」(江戸かるたの”ゑ”)
これは男女間の”縁”のことではあるが、、、笑
この際、ササハゼもクチナシツノザヤウミウシも私にとっては”想い人”のようなもの。
データ詳細
撮影日
2022.07.01 #1150
撮影ポイント
富戸 ヨコバマ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)