コウリンハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2022.2.16:投稿



【分布域】伊豆大島、相模湾、高知県柏島。
【生息域】水深35~60mの潮通しの良いサンゴ礁外縁のドロップオフの下や斜面に生息。
数は少なく他のハナダイ類と混泳していることが多い。深場では雄1匹に対して複数匹の雌がハーレムを形成している。
【特徴】雄の体地色はオレンジ色で腹部は淡い紫色からピンク色。背鰭と尾鰭両葉は紫色(水色)。頭頂部には赤紫色の輪っかのような細いラインがある。雌や幼魚は雄より全体的におとなしい色合い。こちらの頭にも輪っかはある。雌や幼魚の背鰭や尾鰭は紫色で縁取られている。



「天使の輪を持つハナダイ」

頭にある”輪っか”が「コウリンハナダイ」の名前の由来。
良い名前を付けって貰ったものだ。




「コウリンハナダイ 幼魚」

雌と幼魚は色彩的にほぼ同じ。写真の個体は大きさなどから幼魚と言って良いと思う。
生息水深の中で一番浅い水深にいてくれたようだ。
同じ体色をしたキンギョハナダイの群れの中で混泳していた。

(”金魚”と言えばコウリンハナダイの輪っかは、”金魚すくい”の針金の形に見える。その中央に小さな点が一つ。
脱線ついでに:歴史の教科書に載っていたスペイン人宣教師フランシスコ・ザビエルの頭にも似ている。)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.21 #1086

撮影ポイント

赤沢 3番

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「心の眼」で見分ける。

 

コウリンハナダイがいた場所は深場でもあり、やや薄暗い。
ライトを照らすと引っ込んでしまう。

 

この日のガイド・ミカちゃんが赤沢の現地ショップのスタッフの方に、キンギョハナダイの群れの中でコウリンハナダイを見付ける”コツ”を聞いたところ
「心の眼で見ること!」と教えられたとか。笑

 

参考写真:同じ時の写真。
私の「心の眼」は節穴らしい。
キンギョハナダイの群れの中、黒丸で囲んだ中に(下:コウリンハナダイ、上:アカボシハナゴイ)ターゲットはいる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.21 #1086

撮影ポイント

赤沢 3番

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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