コロダイ

スズキ目イサキ科

2023.11.30:投稿



【分布域】新潟県以南の日本海沿岸、茨城県以南の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】沿岸の水深の浅い場所、岩礁域とサンゴ礁域両方の砂底に生息する。
【特徴】成長と共に劇的に体色を変化させる。特徴の変化が大きいので、それぞれの写真と共に記載する。





「成長と共に劇的に変化」

1:幼魚(赤ちゃん)
この時代のコロダイは、体をクネクネと激しく動かし休むことなく泳いでいる。
これは本種コロダイも属しているコショウダイ亜科の魚の幼魚達の特徴。
体は細長く、半透明に黒色の斑紋が入る。




参考写真:同じ時の同じ個体。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.07.28 #724

撮影ポイント

田子 弁天島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

2:幼魚(小学生?)

 

この時代のコロダイは成長過程の中でも、色彩的に一番特徴がある。
黄色い体に白色と黒色の縦帯が走る。

 

赤ちゃん時代の体を激しくクネクネ動かす泳ぎ方は鳴りを潜める。
撮影の難易度はぐっと下がる。

 

琉球列島のこの時代のコロダイには黄色い色彩が無い。そのため別種ではないかとの見解もあるそうだ。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。
じっとしているので、こんな図鑑写真も撮れる(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.11.08 #243

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus XZ-1

3:中学生?高校生?(大人の一歩手前)

 

体色が銀白色で、黄色い斑点が体全体に入る成魚への転換時期。
縦帯の名残のような”線”と、破線のような黄色い”点”が見える。
各鰭の縁が黒い本種の特徴が現れ始めている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.08.02 #227

撮影ポイント

黄金崎ビーチ

使用機材

Olympus XZ-1

4:成魚

 

銀白色の体に、幼魚の時は体に鮮やかな黄色があったが、やや緑がかった黄色い斑点が体全体に散りばめられる。鰭の縁は黒色。

 

コロダイは成魚になるとペアーでいるところが多く見られるようになる。

 

参考写真:2017.7.6 @田子 弁天島

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.10.07 #373

撮影ポイント

黄金崎ビーチ

使用機材

Olympus XZ-1

5:老成魚

 

和歌山県古座の海。
ほとんど動かず”泰然自若”の風情。

 

かなり大きな個体で、海の中では何の魚か分からなかった。
写真を拡大してみると、コロダイの特徴である黄色い斑点が体中にあることが分かる。

 

冒頭の写真の赤ちゃん時代のコロダイとは、似ても似つかない老成ぶりである。
(奥の岩陰からも別のダイバーがカメラを構えているのが面白い)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.02.21 #957

撮影ポイント

和歌山 古座 下の島

使用機材

Olympus XZ-1

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA