キサンゴカクレエビ
テナガエビ科キサンゴカクレエビ属
2022.11.21:投稿
【分布域】伊豆半島以南。
【生息環境】岩礁、磯根、礁斜面に付くキサンゴ類に隠れ棲む。生息水深は15m以深。
【特徴】体色は宿主の色彩に合わせて変異する。複数の横縞模様があり、夜間は体が半透明になる。はさみ脚は左右で大きさが異なる。体長はせいぜい1㎝程。
「キサンゴカクレエビ」
2022年11月の柏島 いの一番に紹介されたのは「キサンゴカクレエビ」だった。
今までにも、柏島では色々な甲殻類を見せて貰ってきた。
しかし「キサンゴカクレエビ」を紹介されたのは今回が初めて。
現地ガイドの梶原さんが、壁の小さなオレンジ色のキサンゴを1つ1つチェックし始めた。
甲殻類がいるのかな?!と察しは付いた。
3つ目のキサンゴだった。
「ここ」と言われたが、悲しいかな私の目ではさっぱり分からなかった。
再度リクエストして翌日に撮ったのが冒頭の写真。
どんな形の生き物を紹介されているのか分かっていると、同じ私の目でも今度は認識できた。
上半身だけを枝の根元から出して、ついに全身を見せてはくれなかった。
それにしても見事な”かくれんぼ上手”のキサンゴカクレエビ!!
参考写真:同じ時の同じ個体。
全身を撮りたいと粘ったが、若干体の向きを変えるだけ。
見えていた両眼の右眼が隠れて、左側の脚が見えるようになったが。。。
因みに、キサンゴカクレエビにそっくりなエビがいる。
こちらはナンヨウキサンゴを棲み処とする
かつてはキサンゴカクレエビのspとも呼ばれていたエビ。
学名:Pontonides maldivensis (ポントニデス・マルディブエンシス)
和名はない。
データ詳細
撮影日
2022.11.12 #1205
撮影ポイント
柏島 勤崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)