キンセンイシモチ

スズキ目テンジクダイ科

2023.3.31:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域や岩礁域に生息。岩の隙間のような暗がりを好み、小さい頃はガンガゼの周辺で群れる。
【特徴】体側には金色から橙黄色、白色から銀色の縦帯がそれぞれ5~6本入る。尾鰭は透明でラインはない。眼の下は破線ではなくライン。



「口内保育」

キンセンイシモチの雄は、雌の産んだ卵を一瞬で口の中に咥え、その後約1週間に渡りそのまま保育する。卵が孵化するまでの間、雄は飲まず食わず。

口から溢れんばかりの卵を咥えた個体もいる。たまに口から出して直ぐに咥え直したり。
雄の口の中で育ち始めた卵には、はっきりとした眼が確認できるようになる。

データ詳細

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撮影日

2020.07.05 #886

撮影ポイント

柏島 勤崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「キンセンイシモチとスジオテンジクダイ」

 

かつては「キンセンイシモチ」として同一種として扱われてきたキンセンイシモチとスジオテンジクダイ
眼の下の銀色の線によって「キンセンイシモチのライン型」と「キンセンイシモチのドット型」として認識されてはいた。

 

この2種、分布域に多少の違いがあると図鑑には書かれている。
「キンセンイシモチの方が北方系で、スジオテンジクダイの方が南方系」と。
しかし、撮影地だけでは特定の決め手にはならない。

 

眼の下はライン型なのに、「スジオテンジクダイ」の名前の由来でもあるスジが尾鰭に薄っすらと見えていたり。。。
特定するのはかなり悩ましい。図鑑には「見分けは容易」と書かれているが。。。

 

参考写真:同じ時の別個体。
上の写真を含め悩ましい個体達。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.06 #942

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「キンセンイシモチのペアー」

 

キンセンイシモチの好きそうな岩の隙間の暗がりにいたペアー。
口に卵を咥えてないかじろじろ観察!

 

結果卵を咥えてはいなかったが。
不機嫌そうにこちらを睨んでいる正面顔のペアー!
ちょっと気に入っている。笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.05.21 #800

撮影ポイント

八丈島 神湊港

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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