キンチャクガニ

オウギガニ科キンチャクガニ属

2023.7.30:投稿



【分布域】伊豆諸島、琉球列島。
【生息環境】サンゴ礁、岩礁の浅海に生息。潮間帯付近に多く、砂混じりの転石やサンゴ瓦礫の下に隠れ棲む。
【特徴】甲面に黒色で縁取られた赤褐色と淡褐色の斑紋がある。歩脚やはさみ脚には褐色の横帯があり、白色の細点が散在する。はさみ脚の指部にはカニハサミイソギンチャクを持って、それを振りかざして敵(魚類などの捕食者)から身を守っている。




「海の中のチアガール!」

主にアメリカンフットボールの試合などで、ポンポンなどを両手にかざして、音楽に合わせて軽やかなダンスやパフォーマンスを繰り広げる。
日本ではチアガールやチアボーイと呼ばれるが、アメリカでは「チアリーダー」と呼ばれるらしい。

さて、日本では海の中の「チアガール」と呼ばれるキンチャクガニ、何故こんな風にイソギンチャクをはさみに挟んで振りかざしているのか?

敵を威嚇して、身を守るために他ならない。
特にタコにはこの作戦が大変有効だとか。

何処からハサミイソギンチャクを探してくるのかなど、まだまだ謎も多い。



参考写真:2019.10.4 @屋久島 一湊 お宮前
キンチャクガニの写真はかなりの数のストックがある。
私が描く理想の写真は、真正面からボンボンを高く振り上げているショット。
なかなか、理想通りの1枚が未だに撮れていない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.03 #742

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「後ろ姿 甲の模様」

 

自分の理想の写真はともかく。
「甲面に黒色で縁取られた赤褐色と淡褐色の斑紋がある」この特徴も写したい。
一応、真後ろからの1枚。

 

キンチャクガニは何せちょろちょろ動き回る。動き回ると言うより逃げ回る。
敢えて背後から撮ったのではなく、実情は”仕方なく”。

 

 

参考写真:2023.7.16 @神津島 ナガンネ沖
今まで出会ってきたキンチャクガニは皆、動き回る個体ばかりだった。
写真の個体は、何故かピクリとも動かないフリーズ状態。
私の前に誰かが撮っていたが、観念してしまったのだろうか(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.03 #742

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「横顔」

 

脚を踏ん張って、ボンボンを振り上げているが横顔ではある。
正面顔。後ろ姿。とくれば横顔も必要かも知れない。

 

参考写真:2021.4.4 @田子 小蝶アラシ
この個体、かなり前のめりに気合を入れて応援している。
いや、応援しているのではなく、全身全霊で威嚇している。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.05.20 #798

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「悪い奴の眼」

 

キンチャクガニは間違いなくトップスター、人気者。
私自身7枚も写真をアップ、かなり好きな部類に入る。

 

が、いつも思うのだがキンチャクガニのこの眼、悪そ~うな眼!(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.03 #742

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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