カンパチ

スズキ目アジ科

2022.11.8:投稿



【分布域】北海道太平洋沿岸、青森県以南の全域、八丈島、小笠原諸島、屋久島、沖縄島:全世界の暖海域。
【生息域】沿岸のやや深所の中・下層域に群れ、もしくは単独で生活している。
【特徴】成魚は全長1m前後~2m弱にもなる大型種。体は長楕円形。体表は光沢のある細かい鱗に覆われる。体色は背側が黄褐色~淡紫色、腹側は銀白色をしている。背側と腹側の境には黄色い縦帯がある。背鰭前方から眼を通り、上顎に延びる暗色の斜めのラインが、正面から見ると「八」の字に見える。背鰭は鎌状にならない。腹鰭・臀鰭・尾鰭下葉の先端は白色。




「八の字」

実家の台所を長く仕切っていた祖母の好物だった。
刺身が食卓に上がる時は、確実にカンパチも入っていた。
祖母曰く「カンパチはブリより脂がのっていて美味しい」と。

カンパチの名は子供の頃から聞いていたが、ダイビングを始めて海中で目撃するまで、その名前の由来が「八の字」由来するとは全く想像だにしなかった。


参考写真:同じ時のカンパチの群れ。
カンパチの群れや単体には何度か出会っているが、この時はデジカメにワイドレンズを装着していた。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.09.15 #643

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus XZ-1

本種カンパチは、ヒレナガカンパチに似るが本種の方が低い水温を好む。

 

名前の由来になっている「八の字」は成長と共に不明瞭になるそうだ。

 

「カンパチ」という名前は標準和名である。各地方それぞれの呼び名がある。「カンパチ」は東京での呼び名。
また、本種は成長による大きさによって呼び名が変わる「出世魚」でもある。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.09.15 #643

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus XZ-1

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