カガミダイ

マトウダイ目マトウダイ科

2021.7.22:投稿



【分布域】北海道〜九州の太平洋岸、日本海、東シナ海、瀬戸内海西部:オーストラリア。
【生息域】水深200m〜300mの貝殻混じりの砂底に生息する。(図鑑によっては200m〜800m)
【特徴】体色は銀色に輝く。体側には暗色の小円斑が20前後散在する。体高は高くほぼ円型で側扁している。成魚では背鰭先端の鰭膜は糸状部が著しく伸長している。



「一期一会」

「カガミダイを知っていたら達人級!」らしい。
自慢ではないが勿論私は全く知らなかった。それまで見たこともなければ名前を聞いたこともなかった。


2020.3.10
この年の2月、クルーズ船「ダイヤモンド・プリセス号」の船内ではコロナの集団感染が起こっていた。
しかしまだまだ一般的にはコロナを身近な脅威として感じていなかった、この頃。

小田原の名店「一吉」の金目しゃぶしゃぶを第1の目的として集まった面々。
海況の都合で東伊豆の予定を変更して、大瀬崎の湾内で潜った。

ガイドはミカちゃんと、4〜5年振りに戻ってきた龍くん。一応2チーム体制。1本目の中盤、ミカちゃんが何かを見つけて龍くんとやりとり。そこからのザワ付き感、驚き方、何よりテンションMAXな2人を見て、やっとことの重大さを知る我々。もしかして、超レアなの???

ライトに照らし出された銀色に輝く魚は、マトウダイに形が良く似ている。が、体の模様が違うし、マトウダイに比べて額がくぼんでいる。



「カガミダイ」

龍くん曰く「多分、もう人生で二度と会うことはないと思う」と。
一期一会。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.10 #862

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

名前の由来は、銀色に輝く体が「鏡」(鑑)に見えることからきている。

 

カガミダイは素早く泳いで逃げる魚ではなかった。それを良いことに10枚以上撮った。その中で尾鰭を開いているのは1枚飛ばした上の参考写真のみ。
カガミダイは背鰭も伸長しているし、腹鰭も縦に長くフレーム収めるのが一苦労だった。

 

マトウダイは極端に体が扁平していて、正面から見ると非常に「薄い」と以前聞いていた。敵に正面を向ければ見付かり難くなる効果があるようだ。
下の参考写真はカガミダイの扁平して薄い体を正面から撮った1枚。

 

超レアなカガミダイだが「実は、うすっぺらい奴」
性格じゃなく、体のことです。念のため。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.10 #862

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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