イソバナガニ
クモガニ科イソバナガニ属
2023.5.1:投稿
【分布域】与論島以南。
【生息環境】サンゴ礁の礁原や礁斜面に生息する。オオイソバナやリュウキュウイソバナと共生し、日中は宿主の幹の基部などに隠れている。夜間になると表に出てきて宿主の枝などの上で見られる。
【特徴】体色は宿主の色に左右され多少の変異があるが、鮮赤色のものが多い。甲の正中線上に白色の縦帯がある。甲は扁平な円筒形で、額は長く、先端が2つに分かれる。脚には黄色の横帯が入る。
「鮮赤色!」
イソバナガニが主に宿主とするオオイソバナは真っ赤で、しかも大きな枝振りが青い海の中でよく目立つ。その鮮赤色の枝に擬態しているイソバナガニも赤い。
赤色と背景の青色。
カメラメーカーの特徴がよく出るように思う。
冒頭の写真はオリンパス(XZ-1)で撮影。
オリンパスは赤色や青色が実際より濃く表現される。
下の参考写真はSONY(Cyber-shot)で撮影。
私感ではあるが、比較的自然に近い色合いが再現される。0
勿論、設定の仕方にもよるがカメラメーカーの特徴が出ていて興味深い。
参考写真:2010.7.24 @石垣島 パラダイス
イソバナガニの写真は、石垣島でのものばかり。
他の海でも見たことがあるように思うが明確な記憶がない。
データ詳細
撮影日
2012.11.04 #317
撮影ポイント
石垣島 グルクンの根
使用機材
Olympus XZ-1
「小さなイソバナガニ」
写真を拡大していないせいでもあるが、個体そのものが小さかった。
この写真もオリンパスではあるがミラーレス一眼(OM-D)で撮った。
それにしても、どの写真も宿主のポリプが開いていない。難易度は高くなるとは思うが、ぜひイソバナ類のポリプが開いている状態の本種をものにしたい。
参考写真:同じ時の同じ個体。
ただし、背景の色が黒色から青色に変化している。
これは絞りとシャッタースピードを変えているから。
絞り:5.6→2.8
シャッタースピード:1/250→1/125
両方共に明るくした結果。
データ詳細
撮影日
2018.11.22 #749
撮影ポイント
石垣島 名蔵湾 マッシュルームⅡ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)