イナセギンポ

スズキ目イソギンポ科

2021.6.17:投稿



【分布域】相模湾以南の太平洋岸、伊豆諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁縁斜面の10m前後の水深に生息。
【特徴】体色は頭部から中央あたりまでが青色、尾鰭までが黄色に染め分けられている。口先はピンク色。背鰭は前方が青色で黒色の細長い斑が有り、後方は黄色。臀鰭と尾鰭は黄色。遊泳性が高い。他の魚のヒレや皮を齧り取って食べる肉食性。
【識別ポイント】本種は同じイソギンポ科のオウゴンニジギンポに擬態して身を守っている。オウゴンニジギンポが毒牙を持つことに依る。
本種は口先がピンク色であり、オウゴンニジギンポのような眼を通る斜めの帯が無いことが相違点。



「いなせ」

いなせとは、江戸時代の江戸における美意識(美的観念)のひとつで、若い男性を形容する言葉。男気があり粋であり、心意気のあること。また、その容姿やそういう気風の若者を指すこともある。(ウィキペディアより転記)

イナセギンポの何処ら辺が”いなせ”なのか良く分からない。
他の魚のヒレや皮を齧って食べたり、毒牙を持つオウゴンニジギンポに擬態して身を守っていたり、、、”いなせ”とは、むしろ正反対の有り様に思えるが。。。

”いなせ”と聞いて思い出したのは、私が好きな時代小説に出てくる”粋でいなせ”な登場人物達。
そして何故か、小泉今日子の歌の一節。
小泉今日子の歌は世代がまるで違うのでほぼ聞いていない。
しかしネットを検索すると確かに出てくる。「ヤマトナデシコ七変化」という楽曲。その歌詞にたった1度だけ「恋の振袖 いなせだネ」と。たいして聞いてもいない曲の、しかもリフレインされている訳でもない1フレーズが何故記憶に残ったのか?
私の頭はどうなっているのだろう?大丈夫か??

データ詳細

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撮影日

2021.06.11 #1008

撮影ポイント

柏島 後浜 no.2

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

置きピン講習の教材=イナセギンポ

 

イナセギンポの何処が”いなせ”なのかと悪態をついたが、私には本種にかつて教材に成って貰った恩義がある。
この時の教官はインストラクターの龍くん。教室は伊豆海洋公園。2012年。

 

図鑑の種類を増やして行く為には、動く魚を撮る技術が必要不可欠。
①”ターゲットの魚と自分との距離”と同じような距離の別の場所でシャッターを半押しにして、その間合いに来た(同じ間合いを作る)ターゲットにシャッターを切る。
②同じルートをクルクル忙しなく動き回る魚。こんな時、追いかけ回すのでは無く魚が通るルート上の1つのポイントにピントを合わせて待ち構える(置きピン)
上手く説明出来ていないかもしれないが「置きピン」の概要。

 

出来の悪い弟子?は、せっかくの”教え”を充分に活かし切れていないが、この時教えて貰った「置きピン」のお陰でどれだけの種をモノにしてきたか計り知れない。

 

ありがとう!龍くん。
ありがとう!イナセギンポ。

 

もっと「置きピン」を極めなくては。

写真は参考写真も含めて「置きピン講習」の時のもの。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.08.17 #299

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus XZ-1

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