ホウキハタ
スズキ目ハタ科ハタ亜科
2024.8.1:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島。
【生息域】沿岸淺所から深所の岩礁域に生息。25m以深に多い。幼魚は淺所にも現れる。
【特徴】体色は白色からごく淡い(薄)茶色。体側には濃い茶色の同心円を思わせる斜行帯が特徴。体高が高く側へんする。尾鰭は丸い。大型種。体長80cmを超える個体も。数は少ない。
「取敢えずの(と言っておきたい)・ホウキハタ」
この稿を書くに当たって、改めて図鑑のホウキハタの記事を読んだ。
そこに「数は少ない」と。
そうか、そうだったのか。
なかなか会えないはず。
が、さすがにこれだけ潜っているのだから、もう少し会えても良いような気がするが。。。
これまでにホウキハタに2度会った。
もしかすると、それは十分な出会いの数かも知れない、、、
しかし、残念ながらその2回共に、まともな写真をモノに出来なかった。
どうしてもホウキハタは、もう少しちゃんと撮りたい。
3度目の出会い、希望(笑)
参考写真:冒頭の写真と同じ時の同じ個体。
今からほんの2ヶ月程前の出会い。
それが2度目の出会いとなった。
伊豆の赤沢、ハナダイ狙いで行った深場。海中はすこぶる暗かった。
この日のインストラクター龍君が指差す。
その先に「ホウキハタ」
冒頭に正面顔写真は如何なものかとは思った。
本来ならば図鑑的には体側からの写真を載せたいところ。
が、目ピンに難あり。
やむを得ず。参考写真とした。
因みにこの個体。
幼魚と若魚の間くらいの世代、大きさだった。
和名の由来:体側に「箒」で掃いたような模様があるからか。
英名:Comet grouper
データ詳細
撮影日
2024.06.01 #1397
撮影ポイント
赤沢 3番
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「初めての出会い ホウキハタ(幼魚)」
2017年。冬の大瀬崎・湾内。
左奥へそこそこ泳いだ。水深24m。
遠くからも良く目立つ、砂底に咲く薄紫色(ピンク色)のスナイソギンチャク。
そこに共生するハクセンエビ狙いだった。
体内窒息も溜まりやすい水深で、ハクセンエビやハクセンアカホシカクレエビを夢中で撮った。
ハクセンエビは滅多に出会えるエビではない。これでもかと言うほど撮った。
(近くにはフジタウミウシ属の1種6というウミウシもいた)
この日のインストラクター・将史君が「さぁそろそろ戻りましょう」と。
そして続けて「ホウキハタ」とスレートに。
予てから会いたかった「ホウキハタ」、これが初めての出会いではある。
ん~ホウキハタ!
ここで、このタイミングでの登場かぁ。
その時の私は”精も根も尽き果て”ていた。
窒息的にも粘る余裕は無かった。
案の定のピンボケ写真。
我ながら粘りの無さが悔やまれる。
が、次こそは。
リベンジを期すしかない。
データ詳細
撮影日
2017.01.27 #610
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)