ホウボウ

スズキ目ホウボウ科

2021.3.16:投稿


ホウボウは個性的な魚だと思う。

何と言っても見た目が特徴的。


飛行機の翼のように水平に広げた胸鰭は、半円形をしていて青緑色をしている。さらに、その胸鰭は水色で縁取られ、同じ色の斑点が散在している。派手な色彩だが、驚いて威嚇する時に胸鰭を広げるそうだ。

頭は硬い骨板に覆われていて、大きな頭から尾鰭へ向かって細くなる円錐形をしている。鼻先は尖っている。写真の個体の右胸鰭と体の間に見えているのが腹鰭(黒色)。

写真は若魚で、幼魚は全身が真っ黒。私は出会ったことがなく、当然写真もない。

参考写真:図鑑的には普通なら真横からの写真を採用するのだが「ホウボウの写真は胸鰭が命!」(芸能人は歯が命!?)よって、横からの写真は参考写真に。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.06.13 #631

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

1枚目の写真よりだいぶ大人のホウボウ。この写真全体的に色が変だが、本来は胸鰭がもっと鮮やかな青緑色をしている。(色々編集で弄ってみたが上手く色を出せなかった)成魚は30〜40cm位の大きさになる。

 

ホウボウの背鰭は前後2つに分かれている。第1背鰭は三角形(赤味を帯びている)をしている。第2背鰭と臀鰭は長方形。尾鰭後端は白色。成魚も若魚も眼を通る褐色の帯が見られる個体が多い。

 

参考写真:黄金崎ビーチでの1枚。こちらも成魚。胸鰭も広げておらず、落ち着いて歩いていた。
胸鰭の一番下の軟条が左右3対鰭から遊離して太くなっている(顔の横に見えている)これを使って歩く。
またこの軟条を使って砂の中の餌を探す。肉食性でエビ類、カニ類、シャコ類、小魚などを捕食する。

 

ホウボウの名前の由来だが、その内の1つが”方々を歩く”から来たホウボウ。
また別の説では、雄が浮き袋を使って”ボーボー”と鳴くことからと言われている。

 

食用として様々な料理法で食卓に上る。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.03.10 #469

撮影ポイント

大瀬崎 湾内

使用機材

Olympus XZ-2

この写真と下の参考写真は15秒差で撮ったもの。同じ個体。
データを見て今更ながら驚いた。参考写真は、胸鰭を派手な側へ翻し威嚇して逃走していったということらしい。

 

分布域は北海道南部以南。南日本。八丈島。

 

生息域は浅い海から深海まで幅広い。砂泥地。

 

近似種にトゲカナガシラがいるが、こちらは胸鰭に大きな濃紺色の眼状班があり判別は容易。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.04.19 #695

撮影ポイント

城ヶ島 梶が浜ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA