ホソウバウオ
スズキ目ウバウオ科
2021.12.3:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、琉球列島。
【生息域】水深の浅い岩礁域やタイドプールなどに生息。岩の亀裂のウニ類の周辺に隠れているのが多く見られる。
【特徴】体は細長く、体長は3㎝程。吻から眼の間に白色の斑紋がある。吻は尖っている。体地色は黒褐色で細く灰色の網目のような線が背面に見られる。
「柏島はウバウオ天国!?」
高知県の柏島へ行くようになって、一気にウバウオの種類が増えた。
それはウバウオ類の分布域のせいか?とも思ったが、恐らくそうではない。
柏島の現地ショップの梶原さんの生物を見付ける眼力の凄さと、そのダイビングスタイルによるところが大きいと思う。(種類が増えたのはウバウオ科の魚だけではないのは言うまでもない)
調べによると、日本近海にはウバウオ科の魚が11種類分布する。以下のカッコ()内は私がウバウオ科の魚を撮影した場所。圧倒的に柏島が多いことが良く分かる。
・アンコウウバウオ(柏島)
・ホソウバウオ(柏島)(本種)
・ウバウオ(城ケ島ビーチ)
・ウミシダウバウオ(柏島、屋久島、石垣島)
・ミサキウバウオ(柏島)
・ハシナガウバウオ(柏島、石垣島、伊東)
・ミナミウバウオ(柏島)
・タスジウミシダウバウオ(柏島)
・メシマウバウオ(柏島)
・メシマウバウオ属の1種 (未撮影・未遭遇)
・ヒメウバウオ(未撮影・未遭遇)
参考写真:同じ時、同じポイントのホソウバウオ。
こちらの写真の個体は初対面のホソウバウオ。上の写真とは別個体。
今までに見てきたミサキウバウオやミナミウバウオと同じ環境に居た。浅い水深(3~5m)の大きな岩の隙間、ガンガゼの周辺に潜んでいたが、この個体は1枚撮ったらシュッと奥へ隠れてしまった。
データ詳細
撮影日
2021.11.27 #1069
撮影ポイント
柏島 前浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)