ホシハゼ

スズキ目ハゼ科ホシハゼ属

2021.3.3:投稿

『Wanted!!』


ホシハゼに初めて会ったのは2010年の12月。

田子白崎のサンゴエリア(ヒメエダミドリイシ)で、チラッと姿を現したその一瞬だけ。その時の写真(参考写真)を見るにつけて不満が募っていた。ず〜っと撮り直したいと思い続けていた。

2020年の7月か8月、Facebook田子シーランドの投稿に”ホシハゼ”の文字を見た時「おっ!ついに出たな!」と、私の心には捲土重来の炎が燃えさかった。

運良く8月中旬田子へ行く機会を得た。

シーランドに着いて賢郎さんの顔を見るなり挨拶もそこそこに、FBに書かれていたホシハゼは未だいるか聞いてみると「あっ、あれ普通にいつもいますよ」とニコニコ笑顔。

普通にいつもいるのか。。。10年も待っていたというのに。。。。ガ〜ン!!

だから「普通」は大きな落とし穴なのだ。普通というのはなかなか厄介である。



街角の派出所には重要指名手配犯の写真が貼られている。指名手配犯が「普通」に市井の人に紛れて生活されたら見つけ出すのは困難。(ホシハゼを凶悪犯呼ばわりするつもりはないが。。。) だから普通は難しいのだ!

実際潜ってみると、確かに白崎のサンゴの根本にホシハゼは普通にいた。

分布域は南日本の太平洋側、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島。

岩礁域やサンゴ礁域に生息。内湾や内湾奥のガレ場や転石地などの水深1〜10mに多い。体に青色の点が多数あるのが特徴。腹部には黒色斑がある。第1背鰭の3番目の軟条が伸長。腹鰭にも青色の点がある。尾鰭にも小点が散在。

普通にいるのなら尾鰭も写った写真を撮らねばと思うが、案外難易度は高いかもしれない。

昨日から投稿のキーワードは「星」「夜空」。

ハゼ科だけでも他に、ホシゾラハゼ・ホシクズベニハゼ・ホシカザリハゼ。(ホシノハゼは星野さん繋がりらしいので別扱い)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.08.13 #896

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

実はこの写真(魚)、身元不明者として取り扱いに苦慮していた。

 

撮影時に「タナバタウオ」と紹介された。
紹介されたとしてもタナバタウオだと思い込んだ自分に責任がある。
いわゆる「思い込み捜査」「初動捜査ミス」
タナバタウオとして投稿しようとした時点で疑問符が付き「では、何者か?」となった。

 

紆余曲折があってその後、身元が割れてしまえばホシハゼそのものではないか!
しかも長く撮りたいと探していて、10年振りにやっと巡り会った2020年より2年半程前にこの写真を撮っていたらしい。
何をやっているのか??

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.01.20 #666

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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