ホクトベラ

スズキ目ベラ科ススキベラ属

2023.4.30:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、小笠原諸島、琉球列島:インド・太平洋。
【生息域】水深10~20m前後の岩礁域、サンゴ礁域に生息。
【特徴】雄相、雌相、幼魚それぞれの色彩は異なる。雄相は体側に青色の細線が密に入り、尾鰭の両端は尖り青色のVの字模様がある。雌相の体地色は黒色に近く、そこに小さな白色細点がきれいに並ぶ。尾鰭は黄色一色。体高は高くない。幼魚の体色は茶色や緑色で、頭部から背面まで淡く明るいまだら模様。幼魚の背鰭と臀鰭の後方に眼丈斑がある。雌相にも眼状斑があるが幼魚の時から成長と共に明瞭ではなくなる。




「ホクトベラ・雌相」

ホクトベラの雌相はブチススキベラやクロフチススキベラの雌相によく似ていると言われている。
本種はそれらに比べて体高が低く、尾鰭全体が黄色一色である。

私はホクトベラの雄相も幼魚も撮ったことがないばかりか見たこともない。
視界に入っていたとしても、ホクトベラだと認識して見たことはない。

雌相の写真だけの段階で、図鑑に加えるのは止めようかと躊躇したが。。。
図鑑に「雄相は稀」との記述に勇気?を得た。

ただし「幼魚は普通に見られる」と。
ならば何故気付かないできたのか?
その答えも図鑑の中に記述されていた。
「幼魚は、根やサンゴの上で単独でホバリングし、まるで魚の排泄物が浮遊しているように見える」と。

もっともっと注意深く観察しないと、ホクトベラ幼魚の写真をゲット出来ないかもしれない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.02.18 #341

撮影ポイント

Palau German Channel

使用機材

Olympus XZ-1

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA