ヒトスジタマガシラ
スズキ目イトヨリダイ科

2023.10.29:投稿
【分布域】琉球列島:東部インド洋~西部太平洋の熱帯域。
【生息域】サンゴ礁の砂底域の水深20~50mに生息。
【特徴】体色は背部が灰色、腹部は白色。体側中央に褐色の縦帯がある。眼と眼の間に青色と黄色の横帯がある。体は長い半円形で側扁する。尾鰭は三日月形で上葉は伸長する。本属の中では最大種。
「ヒトスジタマガシラ」
名前には”ヒトスジ”とあるが、本種は成魚も幼魚も一瞬で体側にある縦帯を消すことが出来る。
写真の個体は辛うじて縦帯を残している。
図鑑には縦帯を完全に消した個体や、褐色の縦帯が”ヒトスジ”ではなく、2~3本ある個体の写真も掲載されている。
はてさて、なかなかに悩ましい魚ではある(笑)
参考写真:2013.11.15 @沖縄本島 恩納村 眞栄田
この写真の個体も完全に縦帯を消してしまっている。
眼と眼の間の黄色い横帯だけが、やけに目立っている。
まるでこの黄色い横帯を指して、”ヒトスジ”と名前が付いているかのようだが、それは違う。
データ詳細

撮影日
2011.11.20 #250
撮影ポイント
Malaysia Mabul Old Housereef
使用機材
Olympus XZ-1