ヒトスジタマガシラ

スズキ目イトヨリダイ科

2023.1.9:再投稿



ヒトスジタマガシラの幼魚に初めて出会った。

最後尾に掲載。



2023.10.29:投稿



【分布域】琉球列島:東部インド洋~西部太平洋の熱帯域。
【生息域】サンゴ礁の砂底域の水深20~50mに生息。
【特徴】体色は背部が灰色、腹部は白色。体側中央に褐色の縦帯がある。眼と眼の間に青色と黄色の横帯がある。体は長い半円形で側扁する。尾鰭は三日月形で上葉は伸長する。本属の中では最大種。






「ヒトスジタマガシラ」

名前には”ヒトスジ”とあるが、本種は成魚も幼魚も一瞬で体側にある縦帯を消すことが出来る。
写真の個体は辛うじて縦帯を残している。

図鑑には縦帯を完全に消した個体や、褐色の縦帯が”ヒトスジ”ではなく、2~3本ある個体の写真も掲載されている。

はてさて、なかなかに悩ましい魚ではある(笑)




参考写真:2013.11.15 @沖縄本島 恩納村 眞栄田
この写真の個体も完全に縦帯を消してしまっている。
眼と眼の間の黄色い横帯だけが、やけに目立っている。
まるでこの黄色い横帯を指して、”ヒトスジ”と名前が付いているかのようだが、それは違う。



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.11.20 #250

撮影ポイント

Malaysia Mabul Old Housereef

使用機材

Olympus XZ-1

「ヒトスジタマガシラ 幼魚」

 

2023年のクリスマスイブ日没の少し前。
そろそろ海の中も薄暗くなって来ていた。

 

高知県柏島の竜の浜で、ひと目会ったその瞬間!
「誰? 初めましてだよね?」

 

タイミングを計って、狙い澄まして、シャッターを切った。
確認画面は真っ暗?真っ黒。
あ~あっ!
外付けストロボにして、未だ日が浅いせいか偶に起こるトラブル。

 

夜そんな件(くだり)を話すと、Rちゃんはきっちり撮っていた~!
くぅ~!
画像を見せて貰って、イトヨリダイ科のタマガシラ系だと直ぐに分かった。
図鑑を調べて「ヒトスジタマガシラ」の幼魚だったと確認。

 

ヒトスジタマガシラの幼魚は見たことも撮ったこともなかった!!
撮り逃がした~!痛恨の極み!(笑)

 

だが。
天は私を見放してはいなかった(オーバー)
翌日の海は時化ていて、再度竜の浜へ潜るチャンスが巡って来た。

 

すると、どうだろう!!
昨日ヒトスジタマガシラの幼魚が居た場所へ行く途中、見覚えのある子が数匹。
昨日の子より、色合いがやや濃いめ。
それでもヒトスジタマガシラの幼魚に間違いない!

 

今度はストロボの機嫌も良く、目出度くゲット出来た(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.12.25 #1366

撮影ポイント

柏島 竜の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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