ヒレボシミノカサゴ
スズキ目フサカサゴ科

2023.5.23:再投稿
2023年4月中旬、インストラクターの玉手君が「今、人気のポイント」と題したオーシャン・ブログをアップ。そこに本種ヒレボシミノカサゴの幼魚(体長5mmほど)の写真を載せていた。
”人気のポイント”とはズバリ大瀬崎!
行きたい!見たい!撮りたい!(に決まっている)
ブログ文末には、追い打ちを掛けるかのように「見たい人はお早めに」と。
そこで、自分のスケジュールと相談してみたが、諸般の事情が許さない。
そこから丁度1ヵ月が経過。
ヒレボシミノカサゴygはやや成長していたが、大瀬崎の海で私を待っていた!(???)
成魚の後に幼魚の写真を追加した。
2022.10.10:投稿
【分布域】八丈島、紀伊半島以南の太平洋沿岸、琉球列島。
【生息域】岩礁やサンゴ礁の根の側面の亀裂や穴の奥に隠れて生息する。
【特徴】背鰭に2つの眼状斑を持つ。吻から伸びる皮弁は非常に長い。
「防御」
生き物にとって眼は急所である。
魚たちも巧妙に眼を隠している。
黒色の帯や域の中に眼を埋没させて目立たなくさせている。
「眼状斑」も本当の眼の在りかを欺き、急所を攻撃から守るため。
さて、本種ヒレボシミノカサゴ。
その名の通りに、背鰭に2つの眼状斑を持つ。
眼は黒色域の中に隠している。
更にヒレボシミノカサゴは危険を感じると、偽の眼・眼状斑が目立つように鰭をひらひらと動かして身を守る。
忘れもしない。
2020.2.22 2並びの日に北川で初めてヒレボシミノカサゴと出会った。
まんまと2つ並んだ眼状斑に惑わされて、本物の眼をしっかり捉えられていない失敗写真を撮った。苦い思い出である。
次に会ったら騙されないぞ~と固く心に誓っていた。
2022.9.30 その時が屋久島で突然やってきた。
1枚目はキッチリ眼にピントを合わせた。
2枚目は敢えてヒレボシミノカサゴがひらひらと鰭を動かしている写真をねらった(参考写真)
データ詳細

撮影日
2022.09.30 #1183
撮影ポイント
屋久島 大瀬
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「Disney ミュージカル”ライオンキング”」
ヒレボシミノカサゴの幼魚との出会いは、真正面からだった。
幼魚でありながら充分過ぎるほどの貫禄!
「ライオンキングみたいだぁ~♥」
だいぶ前に見た劇団四季のミュージカルのポスターを思い出していた。
そっくり!!
ブリーフィングで「ピンが鰭へ行きがち、眼へピントを合わせて下さい」と言われたことも同時に思い出していた。
参考写真:同じ時の同じ個体。
アドバイスを思い出して撮ったのがこちらの写真。
”あどけなさ”とはほど遠い良い面構え!
データ詳細

撮影日
2023.05.14 #1277
撮影ポイント
大瀬崎 湾内
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
