ヒレボシミノカサゴ
スズキ目フサカサゴ科
2024.11.12:再投稿
胸鰭の立派なヒレボシミノカサゴに出会った。
心なしか前回投稿した個体とは色合いも違う。
最後尾に掲載。
<お断り>
本種ヒレボシミノカサゴの幼魚としてここに掲載した種。
最近では「オガサワラカサゴ」であったとの見解が世間で定着した。
よって、2023.5.23に追加再投稿した写真と記事はこの項から削除し、
改めて「オガサワラカサゴ」として新たに投稿する予定。
(2024.4.29:記)
2022.10.10:投稿
【分布域】八丈島、紀伊半島以南の太平洋沿岸、琉球列島。
【生息域】岩礁やサンゴ礁の根の側面の亀裂や穴の奥に隠れて生息する。
【特徴】背鰭に2つの眼状斑を持つ。吻から伸びる皮弁は非常に長い。
「防御」
生き物にとって眼は急所である。
魚たちも巧妙に眼を隠している。
黒色の帯や域の中に眼を埋没させて目立たなくさせている。
「眼状斑」も本当の眼の在りかを欺き、急所を攻撃から守るため。
さて、本種ヒレボシミノカサゴ。
その名の通りに、背鰭に2つの眼状斑を持つ。
眼は黒色域の中に隠している。
更にヒレボシミノカサゴは危険を感じると、偽の眼・眼状斑が目立つように鰭をひらひらと動かして身を守る。
忘れもしない。
2020.2.22 2並びの日に北川で初めてヒレボシミノカサゴと出会った。
まんまと2つ並んだ眼状斑に惑わされて、本物の眼をしっかり捉えられていない失敗写真を撮った。苦い思い出である。
次に会ったら騙されないぞ~と固く心に誓っていた。
2022.9.30 その時が屋久島で突然やってきた。
1枚目はキッチリ眼にピントを合わせた。
2枚目は敢えてヒレボシミノカサゴがひらひらと鰭を動かしている写真をねらった(参考写真)
データ詳細
撮影日
2022.09.30 #1183
撮影ポイント
屋久島 大瀬
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ヒレボシミノカサゴの特徴」
本種はダイバーが近づくと背鰭にある2つの眼状斑が目立つように、鰭をひらひらと動かすのが特徴。
確かに、写真の個体の背鰭は波打っている。
そして、もう一つの特徴。
吻にある皮弁は長いと図鑑にも書かれている。
確かに、かなり長い!
体に不釣り合いな程大きな胸鰭。
今回の個体は緑色が際立つ。
データ詳細
撮影日
2024.11.02 #1468
撮影ポイント
伊豆大島 秋の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)