ハナゴイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2021.9.9:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁で大きな群れを作って生息する。
【特徴】雄の体色は紫色。背鰭後方が赤くなる。吻の先はやや尖る。眼の下方域は白色。尾鰭が薄い黄色の個体もいる。雌は全身紫色で吻は尖らない。幼魚も全身紫色で体高の低い細身の体をしている。雌雄、幼魚共に吻から眼の下を通るピンク〜赤色や橙色のラインがある。



「ハナゴイ 群れ」

ハナゴイは単体でも美しいが「群れ」はまた違った見応えがある。

2012年に訪れた石垣島。一面に続くサンゴ(ベニショウガサンゴ)の上でハナゴイが群れていた。そこは、穏やかで平和そのものの”時”が流れていた。



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撮影日

2012.11.04 #316

撮影ポイント

石垣島 米原Wリーフ

使用機材

Olympus XZ-1

ハナゴイ 雄

 

奄美大島には「大仏サンゴ」というボートポイントがある。
大仏の頭のような形をした「コモンシコロサンゴ」  そのサンゴの頂上でハナゴイの雄や雌が入り混じり激しく乱舞していた。

 

体はひと回り大きく、背鰭が真紅に染まった雄を撮りたいと狙ったが、動きが激しすぎてなかなか思い通りには撮れなかった。

 

参考写真:同じ時のもの。
ハナゴイの大人達が乱舞する脇では、幼魚や体の小さな雌達の群れもあった。

データ詳細

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撮影日

2013.05.05 #357

撮影ポイント

奄美大島 大仏サンゴ

使用機材

Olympus XZ-1

ハナゴイ 雌

 

同じく、「奄美大島 大仏サンゴ」のハナゴイの雌。
場所は上の雄の写真と同じだが、こちらの雌の写真は2021年のもの。カメラもミラーレスに変わった。

 

雄の鰭を全開にした姿をミラーレスで狙いたかったが、コモンシコロサンゴの周辺にいる時間が今回は短かった。動きの激しい雄を短時間でモノに出来る腕は私にはない。

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撮影日

2021.05.02 #975

撮影ポイント

奄美大島 大仏サンゴ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ハナゴイ 幼魚

 

幼魚は幼魚で成魚とは違った美しさがある。
この八丈島で出会った個体は体が紫色というよりピンク色。本当に幼い小さな個体だった。

 

ハナゴイはハナダイの仲間の中では、キンギョハナダイに次いで会う機会が多い。中でも幼魚は伊豆でも”季節来遊魚”として見ることができる。

 

参考写真:2018.10 @井田
季節来遊魚のハナゴイ幼魚。

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撮影日

2016.07.30 #570

撮影ポイント

八丈島 乙千代ヶ浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ハナゴイが壁の穴に入っているところを何度か見かけた。
穴の中で何をしているのか?
どういう時にこうした行動をとるのか?

 

謎である、、。
穴の暗闇の中、ライトに照らされたハナゴイも一段と美しい。
ハナゴイにしてみれば、ライトを当てられ迷惑だろうが。

 

余談追記:
ハナゴイ幼魚は紫色のメダカみたいだとの説が私の周辺にはある。笑
よって”ムラサキメダカ”のニックネームが付いた。覚え易いと好評。
「こんなにキレイなハナゴイに”メダカ”の呼び名は不満」と異を唱えてみたが、メダカは野生の”コイ”よりキレイらしい。(ハナゴイは”コイ”ではない、、、ややこしい)
ニックネームが付いて覚えてもらえるのは”愛されるはじめの一歩”   
ハナゴイも喜んでいるかも知れない。

参考写真:2020.3 @パラオ
ムラサキメダカに相応しい写真を探してみた。どうだろう?

データ詳細

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撮影日

2020.09.22 #916

撮影ポイント

小笠原諸島 弟島 鹿浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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