ハクテンミノウミウシ
ケラマミノウミウシ科ケラマミノウミウシ属
2024.10.27:再投稿
「オショロウミウシsp」として埋もれていた?写真が実は「ハクテンミノウミウシ」だったことが判明。
最後尾に掲載。
2023.1.18:投稿
【分布域】インドー西太平洋。
【特徴】体は細長い。体地色は半透明の白色。背面は褐色で白色の細点が密に入る。背側突起は白色で中央に紫色の輪、その先に黄色~橙色の輪がある。腹足には白色の斑点が並ぶ。触角は褐色で褶葉には黄白色の斑紋が入る。口触手は長く、先端が太い匙状。色は半透明の紫色で中間部に白色の輪があり、先端は白色。25mmに達する。
「高速移動」
ハクテンミノウミウシとの出会いは、鮮明に記憶している。
田子の沖の浮島根。の、あの辺。笑
一目で初めて見るウミウシだと分かったので、気合いを入れて撮ろうと頑張った。。。
ところが、このハクテンミノウミウシ。
ズンズン、ズンズン高速で移動する。
下の参考写真(同じ時の個体)は、正面顔を撮ろうと私が位置を変えたのではない。
ハクテンミノウミウシが、レンズへ向かってどんどん突進して来てこんなアングルになった。
お陰で冒頭の写真では捉えられていない、腹足に白色の斑点が並んでいるのが分かる。
話が突然飛ぶが、、、。
冬・1月は週末になると各カテゴリーの駅伝大会があり、その競技の様子がテレビで中継されている。
[妄想]田子で出会ったハクテンミノウミウシのあの個体が、もし”駅伝の選手”なら「区間記録」間違いないと思う。しかし待て!このウミウシは「タスキ」は掛けていない。
ウミウシの仲間には「シロタスキウミウシ」がいる。
明日(2023.1.19)の投稿はこのウミウシに繋ごうと思う。
データ詳細
撮影日
2018.11.19 #744
撮影ポイント
田子 沖の浮島根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「かつての名前は”オショロミノウミウシsp.”」
今から20年前の2004年初版のウミウシ図鑑『本州のウミウシ』には「オショロミノウミウシ属の○○」と言う種が14種類掲載されている。
私がこの写真を撮ったのは2013年の2月。
図鑑『本州のウミウシ』を参考にして「オショロミノウミウシ属sp.」と自分のデータに登録していた。
ところが、最近のウミウシ図鑑(2018年や2020年初版)の索引には「オショロ・・・」は出て来ない。
本種は近年「ハクテンミノウミウシ」と言う和名が付いていた。
その変更に付いていけてなかったらしい。
冒頭の写真の個体と出会った時、「初めて見るウミウシ」と思ったようだが、実はその5年前に出会っていたということになる。
私の記憶力もいい加減なものらしい。
データ詳細
撮影日
2013.02.01 #331
撮影ポイント
田子 沖の浮島根
使用機材
Olympus XZ-1