2024.1.19：投稿

【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、琉球列島。
【生息域】岩礁域やサンゴ礁域の２m以浅の波当たりの強いところに生息。
【特徴】成魚の体色は茶褐色。幼魚の体色は成魚よりやや明るい茶色。体側中央に腹部まで達する白色の幅広い帯がある。幼魚は背鰭後方基底に眼状斑がある。

「似ている親子」

スズメダイ科の魚では、成魚と幼魚が似ても似つかぬことがままある。
その代表例はヒレナガスズメダイやクロスズメダイあたりだろうか。


スズメダイ科の種を投稿しようと、自分の写真を準備してみると。
幼魚の写真ばかりで成魚の写真が無いこともしばしば。
「はてさて、このスズメダイの成魚はどんな色彩だったっけ？」と改めて図鑑を調べることは案外多い。


本種ハクセンスズメダイもそのタイプだった。
図鑑を確認すると、この種に関しては成魚と幼魚は非常に良く似ていた。
しかも、成魚は何度か見てきている。ただ、写真は無い。
喫緊の課題として成魚を撮らねば。

しかし、本種ハクセンスズメダイはイシガキスズメダイ属の仲間。
この仲間達は警戒心も強いし、動きも敏捷。
簡単に撮れるかどうか疑問ではある。



参考写真：2020.12.14　＠熱海　ソウダイ根
良い背景にハクセンスズメダイの幼魚がいた。
頑張ってはみたものの、こんな写真がせいぜいだった。
特徴の白色の帯が見切れてしまっている。


PS：上の本文で「本種ハクセンスズメダイ」とキーボードを叩いたら、、、
「本種は苦戦（ハクセン）スズメダイ」と変換候補が出てきた。

ん～！！
そうだったのか～？！（笑）
腰を据えて掛からねば！