ハコフグ

フグ目ハコフグ科

2021.1.24:投稿


「ハコフグ 雄」

日本での分布域は北海道から九州までの太平洋沿岸、青森県から九州までの日本海・東シナ海沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島。

分布域がほぼ日本全域なのに、琉球列島は含まれない。温帯域に特化して適応しているということか。

浅い岩礁に単独で生息。群れはつくらない。

ハコフグの体は骨板でできた箱に覆われている。これが名前の由来でもあるのだろう。

伊豆でも普通に見られるのだが、特に成魚には積極的にレンズを向けてこなかった。初めは雌かと思っていたが、どうやら雄と思われる。

根拠としては、図鑑の中に「雄は背中が鮮やかな青色である。雌や若魚は背中が青くない」の一文があること。[更に写真の個体は未だ薄っすらだが、体側に雄の特徴である”蜂の巣状の模様”が確認できる]→雄のみの特徴では無い(追記)

残念ながら、雌の写真がない。出来れば雌雄揃ってから投稿したいところだが、なかなか上手くことは運ばない。今度海に入ったら高い優先順位でハコフグの雌を撮り、追加更新出来るよう鋭意努力するつもりだ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.07.04 #884

撮影ポイント

柏島 レッドロック

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ハコフグ幼魚

 

本種は同じハコフグ科の人気者ミナミハコフグ(特に幼魚)の陰に隠れてスポットが当てられる機会は少ない。強いて言えば「ハコフグとミナミハコフグとの見分け方」という観点で話題に上る。

 

ハコフグの幼魚は体長が5cmを超えてくると体の黄色がくすんでくる。体にある黒色の斑点は瞳より小さい。
一方のミナミハコフグは幼魚の間は鮮やかな黄色のまま。体の黒色の斑点は瞳と同じくらいの大きさ。

 

ハコフグの幼魚はある時期から背中に薄い水色の斑点も現れ始める。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.10.28 #597

撮影ポイント

江の浦

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ハコフグ 雌 (2021.1.28 追加更新)

 

ハコフグの投稿をしたのは2021.1.24
ただし下書きを書いたのはその3〜4日前。
「今度海に入ったら高い優先順位でハコフグの雌を撮り、追加更新出来るよう鋭意努力するつもりだ」と。

 

1.23 田子の海へ入った。
性格が真面目?な為、自分が書いたことは守りたかった。
なんと!1本目にも2本目にもハコフグ雌は居て写真を撮った。
こんなに簡単に会えるとは。偶然の出会いなのか、通常は目に入らないだけで普通に居るものなのか良く分からない。

 

当然のことながら嬉しくてテンションも上がった。
ところが、写真をよく見ると本当に雌なのかどうか確信が持てなかった。
雌だと思って撮った個体にも”蜂の巣模様”があるからだ。ここ数日、頭が混乱した。

 

図鑑の説明に、ad.(雄のイラスト)”黄色の蜂の巣模様”の記載。
頭を一度ゼロ地点に戻してみた。
イラストは雄だが”黄色の蜂の巣模様”はad.の特徴であって、「雄特有」とは書いていない。
ならば話はすべて解決する。

 

更に「水色の水玉模様のハコフグ雌」の説明と共に、ほぼ同じような特徴の個体の写真を載せたウェブサイトを見つけた。

確信!一件落着!!

 

参考写真:大人も正面顔がキュート!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.01.23 #948

撮影ポイント

田子 小蝶アラシ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ハコフグ 雌

 

年末年始、十分な時間が無く写真の整理を怠っていた。
少しずつ溜まった写真を見直していて、愕然とした。

 

昨年12月にハコフグ雌を撮っていた。
全く記憶から消えていた。あか〜ん!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.04 #942

撮影ポイント

柏島 民家下北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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