フタイロハナゴイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2022.2.22:投稿



【分布域】伊豆諸島、小笠原諸島、南日本の太平洋岸、屋久島、琉球列島。
【生息域】やや水深の深い潮通しの良い岩礁やサンゴ礁の砂地が近くにある根の周辺で小さな群れを作る。
【特徴】体色は背側が明るいオレンジ色で腹側は紫色。成魚の腹側は白色に近い紫色の個体もいる。眼から後方にオレンジ色の短いラインが伸びる。雄の背鰭第2・3棘が伸長する。



「2022.2.22」

今日の日付は「数字の2」が6個! 
”2”に因んだ種を選んでみた。

しかも、とびきり美しい種「フタイロハナゴイ」。
オレンジ色と紫色の2色(フタイロ)に塗り分けられたハナゴイ。



フタイロハナゴイ 成魚

フタイロハナゴイは幼魚に注目が集まりがち。
しかし成魚も十二分に美しい。
成魚も幼魚も皆美しい美形の一家?!

本稿を書きながら雄の背鰭の棘が伸長することを初めて知った。背鰭前方に赤色の斑紋もある。
自分の目ではそれを確認したことはない。是非、その特徴を表現できる1枚を撮ってみたい。
しかし、それは雄が雌にアピールする時くらいにしか見ることが出来ないらしい。そもそも雄は数も少ない。



参考写真:2019.3 @パラオ ブルーホール
壁際にいるフチドリハナダイを撮りながら、フタイロハナゴイに目移りして撮った。
なんと贅沢なシチュエーションだろう!笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.05 #831

撮影ポイント

屋久島 一湊 ゼロ戦

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

英名:Bicolor Anthias
学名:Pseudanthias bicolor
日本でも1979年に新種記載され和名がフタイロハナゴイとなった。

 

本種も属すハナダイの仲間は「雌性先熟」。
若魚や幼魚は「雌」ということになる。

 

正直、成魚や若魚あるいは幼魚を明確に区別する基準はよく分からない。
ただ、体の大きさや色彩、体と尾鰭の長さのバランスなどでなんとなく判断している。

 

上の写真も参考写真も同じ時の写真。同じ個体かどうかは記憶がない。
成魚というよりは若く、幼魚というより成長した個体と思われる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.06.02 #560

撮影ポイント

水納島 琉球大前

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

フタイロハナゴイ 幼魚

 

幼魚は鰭も紫色に染まり、成魚より”妖艶”だと言われている。

 

本州で見れれるフタイロハナゴイは幼魚である確率が高いそうだ。
確かに、伊豆で撮った写真は幼魚と思われる写真ばかり。
上の写真の個体は伊東でのもの。

 

参考写真:2020.12 @伊豆海洋公園
この写真の個体も小さな個体だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.07.01 #816

撮影ポイント

伊東 五島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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