フタホシニジギンポ

スズキ目イソギンポ科

2021.6.30



【分布域】南日本の太平洋沿岸、八丈島、山口県日本海沿岸。
【生息域】水深30m前後の岩礁斜面の水底近くでホバリングしている。
【特徴】鰓と尾鰭基底に黒色(薄い藍色)の斑点が各1つずつ計2つ。体側に茶色の縦帯が眼から尾鰭基底まで走る。
【識別ポイント】同属のニジギンポと似るが、本種にはその名前の通り2つのホシ(斑点)がある。ただし、尾鰭基底の斑点は不明瞭な時もある。


本種との初めての出会いは和歌山県周参見(すさみ)の海だった。
まさに岩礁斜面で小さな群れでホバリングしていた。「???体側にホシ(斑)があるぞ、これは見たことがない」と思いカメラに収めた。しかし写真では、ホシ(斑)が写っていない。何処からどう見てもニジギンポにしか見えない。これではmy図鑑に新種として登録できないとガッカリした。

数ヶ月後の柏島の海で、インストラクターのミカちゃんに教えて貰って撮った。
今度こそ正真正銘のフタホシニジギンポ。この個体は薄っすらしているが確かにホシ(斑)が2つある。シメシメ!これで目出度く新種としてmy図鑑に加えることが出来る。笑


参考写真:2021.2 @周参見 ソンナエ
眼では”フタホシニジギンポ”のはずだった個体。しかし、写真では”ニジギンポ”。
群れの中で、ニジギンポとフタホシニジギンポが混泳していたのかも知れない。
この写真の正解はニジギンポ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.06.12 #1013

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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