フチドリスズメダイ
スズキ目スズメダイ科クロソラスズメダイ属
2024.6.3:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】水深10m以浅の岩礁やサンゴ礁で見られる。
【特徴】体色は2つの色彩バリエーションがある。1つは灰褐色でもう1つは灰色と肌色が混ざったようなごく淡い色彩である。本種の成魚の背鰭先端に黒斑はない。幼魚時は背鰭先端縁に黄色があり黒色の斑があるが成長と共に消失する。胸鰭の付け根に黒斑があるが、この黒斑は幼魚の時は大きいが、成魚になると小さくなる。
「地味なスズメダイ」
今一つ”華”がない地味目のスズメダイ。
しかし、図鑑に欠かすことは出来ない。
浅い水深で良く見かけはする。
が、本種フチドリスズメダイにレンズを向ける人は少ないと思う。
図鑑を作る身としては、狙ってはいるのだが。。。
他の魚に気を取られて二の次になったり、逃げられたり。
あと、もう1つのパターンはフチドリスズメダイだと思って撮ってみるとセダカスズメダイだったりすることが存外多い。
この両種。
本種フチドリスズメダイの方がセダカスズメダイより亜熱帯、熱帯域に生息する。
また、識別ポイントとしてはセダカスズメダイには成魚でも背鰭先端に黒斑がある。背鰭を閉じていても黒斑が有るか無いかは判別出来る。
データ詳細
撮影日
2018.03.19 #680
撮影ポイント
Palau St.Cardinal
使用機材
Olympus XZ-1