ダンゴウオ

スズキ目ダンゴウオ科

2021.3.19:投稿


3月初旬、3年振りに城ヶ島へ行った。

今が「旬」のダンゴウオを求めて。

幼魚でも生後1〜2週間の間だけ見られる「天使の輪」を頭に付けたダンゴウオ。

ダンゴウオ幼魚は米粒大。体長はおよそ5mm。


“天使”がいる時期の城ヶ島を訪れるチャンスは、今後そうそう無いかも知れない。


背水の陣で臨まねば!!

近視、乱視、老眼を抱える身として、秘策を練った(その場の思い付きだったが)
海の中ではいつも遠近両用のコンタクトレンズを装着しているが、この時は裸眼でいくことにした。 初めての試み。  

結果、いつもより液晶画面が良く見えた。ターゲットにフォーカスした時ピントがきているかどうかも良く分かった。(ミカちゃんが書くスレートの文字はボヤけて見えなかった。。)

背水の陣で臨んだ作戦は成功したかに見えた。 


が、しかし写真の良し悪しはまた別問題であった。


「チャンスは今後そうそう無いかも知れない」と言った口が未だ乾いていないが、、、。

来年もチャレンジ、リベンジしたい。「天使の輪ダンゴウオ」をリクエストして、また連れて行ってもらおう〜!

 


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.03.09 #964

撮影ポイント

城ヶ島 梶が浜ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

赤バージョンのダンゴウオ

 

この写真は、同じ城ヶ島のボートポイント・岩骨での1枚(2018年)
上の天使の輪がある個体よりいくらか大きかった。とは言ってもせいぜい1〜2cm位。

 

ダンゴウオは胸鰭が吸盤状に変形していて、成魚は岩盤などにも幼魚は海藻に吸着している。
図鑑には「エツキイワノカワやフクロノリなどの海藻類に着生する」と書かれているが、この写真の個体がのっているのが「エツキイワノカワ」

 

分布域は青森県以南、千島列島南部。
水深15m以浅の岩礁域の沿岸部に生息。ダンゴウオ科の魚は比較的冷たい海が好きなようだ。

 

ダンゴウオの体色はほとんどが、写真のような濃赤色。少数派だが緑や薄茶色の個体もいる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.04.19 #694

撮影ポイント

城ヶ島 岩骨

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

緑色のダンゴウオ

 

天使の輪がほぼ消えかかっている。眼にわずかに残る。鰭は未だ透明。

 

その年の水温変化にもよるが3月頃を中心に、水温が一番低い頃にダンゴウオ幼魚は見られる。伊豆半島での成魚の出現は1月頃から4月頃らしい。

 

この日は、遠浅のビーチだったが水温は14℃台前半。城ヶ島は概して水温が低い。
60分越えの潜水時間でも、キュートなダンゴウオを前に全く寒さは感じなかった。

 

スナビクニンの投稿で「ダンゴウオとスナビクニンとは生息域や観測時期がかぶるが、ダイバーへの人気度はダンゴウオの方が遥かに優位」と書いた。
スナビクニンにとっては比べられる相手が悪かった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.03.09 #963

撮影ポイント

城ヶ島 梶が浜ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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