ブリモドキ

スズキ目アジ科

2021.5.20:投稿



撮った魚の写真をかざすと名前が示される無料アプリをスマホに入れている。
営業妨害?になるかも知れないので、名前は書かないがこのアプリあまり有能ではない。
例えば、スズメダイの写真をかざすと「スズメダイ科の仲間」と表示されたりする。「そんなことは聞かなくても分かっている」、アプリが有り得ない名前を表示したりすると「もう〜どこを見て答えてるの?」とアプリに本気で喧嘩を売る。

そんなに信頼できないならアプリを使わなければ良いのだが、時に頼ってみたりもする。そして案の定、アプリの出した訳の分からない”珍解答”を見ては「使えない奴!」と吐き捨てる。

が、ごく偶にではあるがこのアプリ「良い仕事」をやってのけることもある。そんな時、アナログおばあさんは、しっかり褒めちぎり、日頃の非礼を詫び、労をねぎらうことにしている。アプリはそれを受け止めているだろうか?


本種の写真にこのアプリをかざすと「ブリモドキ・100%」と100%の自信を持って答えが表示された。
「ブリモドキ」をネットで検索すると、奴の出した答えは間違いではなかった。「でかしたっ!アプリ」近年稀に見る快挙!





【分布域】南日本、琉球列島。全世界の温・熱帯域。
【生息域】沖合から沿岸の表層に生息。
【特徴】銀色の地に6〜7本の黒色の横帯。尾鰭両葉は黒いが先端は白色。主として外洋で生活するためダイバーが見る機会はあまりないだろう。5cm程の幼魚も同じ色彩で外洋に船を止めていると、下に寄ってくる。(図鑑からそのまま抜粋)

山渓社のハンディ図鑑を甘く見ていた。本種ブリモドキは掲載されていないだろうと思いながら調べると1頁を費やして紹介している。


私が本種を見たのも図鑑に書かれた通りの状況。我々が乗ってきた船に寄ってきたところだった。
船から棚上に潜降するその途中、マサさんが教えてくれた。撮影に使ったのはワイド撮影には不向きなマクロレンズを装着したミラーレス一眼カメラだった。しかし、一応納得の1枚。

「ダイバーが見る機会はあまりないだろう」と図鑑に書かれた魚をゲット出来た。嬉しい!!
マサさん!ありがとう!!!!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.05.06 #991

撮影ポイント

久米島 イチュンザ沖

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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