バンダイシモチ

スズキ目テンジクダイ科

2023.11.27:再投稿



「ホソスジナミダテンジクダイ」として投稿した写真の個体は本種バンダイシモチであったことが分かったので、間違いを訂正し「バンダイシモチ」としてここに掲載する。
写真は最後尾。



2021.10.12:投稿



【分布域】小笠原諸島父島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁縁の水深30m付近まで生息する。
【特徴】眼が大きく、その輪郭部が赤色で良く目立つ。頬部には二等辺三角形状の黒色斜帯がある。体側には輪郭が不明瞭な暗褐色の横帯が2本ある。尾柄部の暗褐色の横帯は不明瞭。日本では稀種。


2021.10.1の投稿「旅する図鑑」で取り上げた屋久島のガイド・至さんが作くってくれた「リスト」に本種はあげられている。しかし「バンダイシモチ(ナイト)」と書かれている。
様々な条件からナイト・ダイビングをするのは難しいと想像できた。図鑑にも「夜しか見たことがない」と書かれている。残念だが諦めなければならない状況だった。


ところが、2021年屋久島ツアーの初日1本目「いの一番」の被写体が本種バンダイシモチだった。

こんなサプライズなら大歓迎!
重複して書くが「日本では稀種」なのだ。嬉しい嬉しいmy新種。


上記【特徴】に書いた横帯はどれも不明瞭な個体ではある。
ナイトでなけれ横帯は不明瞭なのだろうか?それとも個体差なのか?その辺のことは定かではない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.10.01 #1047

撮影ポイント

屋久島 一湊 タンク下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ホソスジナミダテンジクダイ」(誤)→「バンダイシモチ」

 

この写真は「ホソスジナミダテンジクダイ」として、屋久島から帰京後に投稿した。
その時点でも確証はなかったが、お蔵入りさせてしまうには忍びなかった。

 

その後、現地ガイドの至さんが実際に同じ場所の個体を確認して下さった結果「バンダイシモチ」だとの連絡を頂いた。
昼間と夜間と両方の時間帯に確認に行かれたそうだ。
その上で「バンダイシモチ」だとの至さんの判断。

 

写真の個体の正確な身元(種)が判明して、ほっとしている。
間違った名前のままでは可哀そうである。

 

参考写真:同じ時の写真。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.10.01 #1325

撮影ポイント

屋久島 K2

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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