アユカワウミコチョウ
ウミコチョウ科キマダラウミコチョウ属
2023.8.23:投稿
【分布域】日本。
【特徴】体色は黒褐色で白色の斑点が散在する。頭楯後端の突起先端は朱色~橙色。内臓嚢後部の突起先端も朱色~橙色。尾は橙色で縁取られる。10mmに達する。
「黒点???」
北海道でのダイビング、そのラスト1本。
現地ショップのオーナーが直々にガイドして下さった。
ポイントは積丹の前浜。
砂地が広がる。
そこにアユカワウミコチョウがいると、事前にブリーフィングで教えられていた。
初めて聞く名前。
ウミコチョウが北海道の海にもいるのか。。。
当然、皆も(多分)その名に色めき立つ。
エントリーして間もなく、引率インストラクターのマサさんが砂地で”黒い点”を指差す。
話の流れから「アユカワウミコチョウ」だろうと察しは付いた。
付いたが、小さ過ぎる!
ゴミか?或いは砂の一部か??
どうしてこれが生き物なのだ?
どうしてこれがアユカワウミコチョウだと分かったのだ?
指差されても、肉眼では”黒い点”にしか見えない。
分からないなりに、シャッターを切るしかなかった。。。
何しろ”黒い点”にしか見えないのだから、どっちが前でどちらが後かなど分かるはずもない。
数枚撮った写真で前からはこれ1枚のみ。
写真を見ると、確かにウミコチョウ。
ただ、図鑑の写真の個体より白色斑紋の数が少ない。
参考写真:同じ時の同じ個体。
体後方の下側に突き出た”尾”が橙色で縁取られているのが、何とか確認できる。
どの写真も随分と拡大している。
ではあっても、激しくピン甘であることは否めない。
貴重な出会い。
それも、致し方あるまい。
データ詳細
撮影日
2023.08.06 #1306
撮影ポイント
北海道 積丹 前浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)