アヤメヤッコ

スズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属

2023.8.7:投稿



【分布域】小笠原諸島:東部インド洋〜中・西部太平洋の熱帯域。
【生息域】サンゴ礁の崖穴の奥、洞窟の壁や天井に沿って生息。パラオでは水深35m位。
【特徴】体色は淡い黄色。頭から背鰭は青色。非常に警戒心が強く、ライトの光を嫌う。腹部を上にして泳いでいることも多い。日本では小笠原諸島でしか見られない稀種。




「アヤメヤッコ」

和名の”アヤメ”は菖蒲の花のことだろうか。
菖蒲(アヤメ)はショウブとも読まれる。

初夏、梅雨の頃に咲く菖蒲の青紫色と本種の頭から背鰭の色を結びつけた名前だろう。

随分と綺麗な名前を持つ魚だと思う。


因みに、かつては「コリンズ・エンジェルフィッシュ」と呼ばれていたが、2003年に現在の和名が付いたそうだ。



参考写真:同じ時の写真
この時も腹側を上にしていたが、写真を回転させている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.02.17 #399

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus XZ-1

「パラオ ブルーホールの奥」

 

アヤメヤッコは光を嫌うが、窪んだ暗い場所にいるのでライトで照らさなければ見えない。
しかも警戒心が強い。そういう意味ではなかなか面倒な奴。
だが、姿を現すとその美しさに心を持って行かれる。

 

私はアヤメヤッコにはパラオのブルーホールでしか会ったことがない。
ホールの奥の方で水深もそこそこ深い場所。

 

この写真はコロナが蔓延するギリギリ前に行った時のもの。
そんな事情を加味してくれたのだろうか?
鰭を全開にするサービスで応じてくれた (笑)

 

参考写真:同じ2020年。連日ブルーホールへ通ったらしい。こちらは翌日の写真。
一応、アヤメヤッコの正面顔。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.21 #865

撮影ポイント

Palau Blue Hole

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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