2021.6.1：投稿

海の中でカメと出会うと、どんな人でも心が癒されるのではないかと思う。
カメにはそんな特別な能力が備わっている。

ゆ～たりと両手を広げ、青く広い海を泳ぐ姿は”平和”で“穏やか”そのもののように見える。

今の世を、せかせかとまるで分刻みで生き急ぐ人間たち。

カメが刻むリズムは人間たちとはまるで別世界。

同じ海の中、別世界の生き物がほんのひと時、交差してまた離別していく。




アオウミガメについての図鑑的な記述は不要と考え割愛する。

奄美大島の手広海岸。
いつもはマクロ生物の撮影に勤しむビーチポイント。

この日は陽が昇り始めた朝６時には海の中にいた。
将史くんの豊かな感性をコンパスにして、沖の方へと泳いだ。
のんびりとゆっくりとほんの少しフィンを動かすだけ。どこまでも澄んだ明るい海に溶け込んで泳ぐのは気持ちが良い。
手広海岸の奥には、こんな表情を見せる別の海があったのか。サメものんびり休んでいた。

素敵なアオウミガメとの出会いは、神々しいまでに崇高な海だった。
（動画初投稿！）

「アオウミガメと見つめ合う仲間たち−①」

屋久島でのSさんとアオウミガメ。
この時の写真、間違いなく素敵な１枚になったと確信する。

見つめ合って、どんなやり取りがあったのか。Sさん、今度聞かせて下さい。

「アオウミガメと見つめ合う仲間たち−②」

カメは上昇しながらも下のRちゃんを見つめている。
カメと人の間に”優しさ”が見える。