アカネハナゴイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2022.8.15:投稿



【分布域】琉球列島:東部インド洋~中・西部太平洋の熱帯域
【生息域】水深が浅く潮通しの良いサンゴ礁外縁のサンゴの上で大きな群れを作る。生息水深は3~15m。
【特徴】雄の体色は黄色みの強いものや、紫の強いものが見られる。体色をよく変えたりする。雌の体色はピンク色とオレンジ色の混ざったような淡い色合い。吻から眼の下を通り胸鰭へと続くピンク色のラインが雌雄共にある。雄の背鰭は鮮やかな赤色で、腹鰭は極端に長くよく目立つ。雌雄共に尾鰭は2叉する。



「アカネハナゴイの国内生息域」

本種アカネハナゴイの日本国内での生息域は琉球列島に限られている。
しかも、その琉球列島の中でも、ある一つの傾向が見られる。
「八重山諸島では大群が見られ、久米島でも最も数の多いハナダイだが、距離的に近い沖縄島では、ほとんど見られない」(『日本の海水魚』より転記)



「アカネハナゴイ 雄」

久米島のアカネハナゴイ。

アカネハナゴイは大きな群れ(ハーレム)を作る。しかも1つの群れの中に複数の雄がいる。
雄は”ディスプレイ”と呼ばれる”鰭を全開にして体を震わせながら激しく雌を追う行動”をとる。

興奮状態で泳ぐスピードはめっぽう速く、時に雄同士が交錯する。

尋常ではない動きをするド派手な「アカネハナゴイ 雄」を狙った!



参考写真:同じ時同じ場所のアカネハナゴイ雄。奥いにいるのが雌。
冒頭の写真はやや眼ピンが甘いが、鰭を全開にしている。
下の参考写真は眼ピンは来ているものの、鰭の開きがイマイチ。
正に”帯に短し、襷に長し”。



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.07 #1173

撮影ポイント

久米島 イマズミ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「アカネハナゴイ 雌」

 

2013年デジカメで撮影した、パラオのアカネハナゴイ。
アカネハナゴイの雌の写真を探したが、ほぼ皆無。
雄の前にいるのがアカネハナゴイの雌。

 

この写真、共演者多数で主役?(アカネハナゴイの雌)の影が薄い。
共演者はアカネハナゴイの雄、フタスジリュウキュウスズメダイユカタハタ

 

参考写真:2014.2 @Palau New Drop Off
やや青被りの写真。下にいるのがアカネハナゴイの雌。
個性がないのが個性のような雌。
私的には、ギンギラな雄より、品よく優しい感じるの雌の方が好みではある。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.02.18 #340

撮影ポイント

Palau New Drop Off

使用機材

Olympus XZ-1

「アカネハナゴイ 雌?雄?」

 

上のアカネハナゴイの雄の写真を撮った時と同じ久米島。
アカネハナゴイの雌と言いたいが、やはり「雄の鰭全閉じ」だろう。むっ無念!

 

次回、チャンスがあればアカネハナゴイの雌をミラーレスでバシッと1枚決めたい!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.07 #1173

撮影ポイント

久米島 イマズミ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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